スピード上達!

男性並みに飛ばしたいんです!

2010/08/05 10:00

「ドライバーをもっと遠くへ!」

「ドライバーもスプーンも、たいして飛距離が変わらないし、白ティから回ることが多いので、男性と比べると、ドライバーの飛距離には、とっても不満があるんです。大きく右に曲がることはないけど、あまり球に元気のないスライスも、なんだかイヤですね」(會沢さん、ゴルフ歴7年)

【撮影協力】コナミスポーツクラブ西葛西

スイングはパワフルですが・・・

ゴルフ歴7年だけあって、女性にしては、とってもパワフルなスイングをしていると思いますよ。ところが、飛距離は160ヤード前後で、確かに今ひとつ。その秘めたるパワーをうまくボールに伝えきれていない感じですね。でも、ご心配なく。ちょっとしたコツを掴めば、グーンと飛距離が伸びるはずですよ。

インパクトの形に難あり

ムービーでインパクトの状態を見てみると、明らかにマズいのはインパクトの形。腰が正面を向いたまま、インパクトを迎えてしまっているんです。インパクトでは、もっと下半身が先行し、腰が目標に向かって、もっと回っているのが、理想的なんです。

スライスが怖いほど振り抜けない

見たところ、大けがをするほどのスライスではないのですが、大きく右に曲げてしまうことを怖がって、しっかり振り抜けていない感じも見受けられます。インパクトで腰が止まってしまい、さらに膝が伸び上がってしまっているんです。

骨盤を思い切って目標に向けていきましょう

まずは、骨盤を思い切って目標に向ける練習をしましょう。クラブを持たないで、テークバックからインパクトに向けて、腰を止めないで最後まで回す練習をしてください。クラブを持っても、その下半身の感覚で振ることが肝心ですよ。

アドレスの前傾角度は崩さずに!

スイングで骨盤を目標に向けていく際に、注意したいところは、アドレスの前傾角度をキープすること。そして、アドレスで軽く曲げた膝の状態も変えないこと。膝の高さが上下したりインパクトで膝が伸び上がったりするのは、絶対NGですよ。

だんだんと腰が回ってきました!

骨盤を目標に向けることを意識することで、レッスン前よりも、だいぶ腰が回った形でインパクトができるようになりました。今までとは感覚が違うと思いますが、もっと腰を回せば、もっと力強いインパクトになってくるはずです。

楽々10ヤードアップ!

下半身をしっかり回すことを、ちょっと意識しただけでも、飛距離が10ヤードも伸びました。ボールの行方を気にせず、もっと腰を回して振る練習が必要ですが、ヘッドスピードは35m/s前後あるし、男性にも劣らない200ヤード以上まで飛距離が伸びる余地は十分ありますよ。頑張って練習してくださいね!

■ 山田智洋 インストラクター プロフィール

ゴルフ歴30年の37歳。コナミスポーツクラブ西葛西での指導歴は10年になり、その的確なティーチングでスクール生の支持を集め続ける。高校・大学とゴルフ部に在籍。大学在学中よりスイングの研究を始め、卒業後もスイング研究と競技ゴルフへの情熱は衰えず、ゴルフの神髄を探求し続ける。