スピード上達!

ゴルフに腹筋力。意外と重要です!

2011/01/27 09:00

「前傾姿勢を保てません!!」

「アドレスで作った前傾姿勢を、スイング中に崩さないことが大切だといいます。でも、そんなの全然ムリ!特に、インパクトの後で、どうしても上半身が起きてしまい、前傾姿勢が保てないんです」(小寺さん、ゴルフ歴1年未満)

【撮影協力】コナミスポーツクラブ武蔵境

振られてしまっている感じですね

確かに、インパクト後に上半身が、起き上がってしまっていますね。クラブを振っているというよりも、振られてしまっている感じです。では、どんな感覚でスイングすれば、前傾姿勢を保てるのでしょうか?

胸がボールに向いているような意識

アドレス時の前傾姿勢をキープするには、スイング中に胸がボールを向いているような意識が必要です。上半身は背骨の軸を中心に回転するので、その軸がボールから離れたり、近づいたりしないと言い換えられます。それがなんとなく分かっていても前傾姿勢を保てないのは・・・

腹筋を使っていないと前傾姿勢が崩れがち

前傾姿勢を保つのに関わるのは、腹筋です。ゴルフで腹筋を使うのは意外な感じがするでしょうが、アドレスでグッとお腹に力を入れて、スイングしてみて下さい。そうすると、前傾姿勢が安定し、テークバックやフォローで起き上がったり、腰が左右に流れてしまったりするのを抑えられます。

腹斜筋が弱くありませんか?

お腹に力を込めても、インパクト後の前傾姿勢が乱れる人は、特に、脇腹の腹斜筋の力が弱いと考えられますね。前傾姿勢を保って上半身を回すと、お腹の外側の筋肉が辛く感じませんか?そこを強化するエクササイズが必要みたいですね・・・。

ダイアゴナル・シットアップで腹筋を強化!

まず、仰向けに寝て、両膝を立てましょう。その状態から、おへその真上あたりで、左肘と右膝、右肘と左膝を交互に付けます。このエクササイズで注意すべき点は・・・。

体の軸を真っ直ぐに保つこと

写真のように、頭や体の中心が左右に動いたりしないように気をつけましょう。肘と膝をくっつけるときには、体の軸が動かないようにすることで、ゴルフで必要な軸の意識も高まるはずです。

1日15回程度で前傾キープ力アップ!

肘と膝を合わせるのが辛い方は、写真のように手をクロスするようにして、交互に左右の膝をタッチしても構いません。1日左右15回ずつで、お腹の外側の腹斜筋が鍛えられ、前傾キープ力がアップすることでしょう。

■ 中村嘉男インストラクター プロフィール

1978年生まれ、東京出身。日大ゴルフ部を経て、現在コナミスポーツクラブ中野富士見町勤務。その人の体の個性を見極め、個人個人に最適なスイングを見いだし、レッスンするのがモットー。