ポッコリお腹でもスマートに！？ ポロシャツ“柄選び”テクニック

ボーダーにチェック、千鳥格子にドット柄…。巷には色とりどりの柄のシャツが溢れているが、40代以上の中年オジさんにとって、そこまで“柄”を意識したことはないだろう。だが、もし体型を隠せてスマートに見える柄があるとしたら、購入時のヒントにしてみたいと思うに違いない。そこで、ギア情報「新製品レポート」でお馴染み、編集部の“Mr.ポッコリお腹”ことミヤGをモデルに、ある検証を行った。

14モデルもの代表的な柄ものシャツを、コースを背景に、同じ設定、同じパンツ、同じ人物モデルで撮影し、その見え方を検証することに。すべて同じ条件のもと、人気男性ファッション誌で活躍中のスタイリスト、尾後啓太氏におすすめ度の高い順に並べてもらった。

【おすすめNo5】技ありボーダー柄

ボーダー柄といっても、ラインの幅が太めor細め、均一のものから違いのあるものまで様々だ。その中で尾後氏が第5位に選んだのが、このボーダーシャツ。「ボーダーは横の膨らみが目立つ分、ポッコリお腹は気になってしまう柄なのですが、このシャツは襟元と胸元のロゴがポイントとなって、腹部に視線が行きません」と評価した。ボーダーを選ぶ際は細部にポイントのあるものをチョイスしてみよう。

【おすすめNo4】大きめタータンチェック柄

「マス目の大きさが絶妙で、白ベルトと黒パンツとの合わせ方がオシャレです」と尾後氏も賞賛したのが、第4位のタータンチェック柄。スコットランドの伝統的な格子模様として一般的な柄だが、「チェックのマス目が大きいと、お腹の膨らみがあってもラインの揺れが小さく抑えられ、目立ちにくい効果があります。また赤系のカラーリングが、ベルトを含む全体のバランスの良さを引き立たせています」とのこと。

【おすすめNo3】トラッド風クラシカルチェック柄

第4位に続き第3位にもチェック柄がランクイン。「グリーンの色合いの爽やかさもあり、クラシカルな雰囲気のチェック柄がスマートさを演出しています。これもまた白ベルトと黒パンツが合わさった時の印象が良いですね」。ゴルフは紳士のスポーツ。カラーリングの妙だけでなく、どこか清楚でクラシカルな雰囲気がプラスされることで、より洗練された大人のイメージが増すという。

【おすすめNo2】ワンランク上！ ピンクの千鳥格子柄

「中年男性こそピンクのような明るい色を選ぶほうが、メリットが多いです」という尾後氏。「ピンク色は、顔周りを明るくしてくれる効果があり、年齢を重ねれば重ねるほど若々しく見せることができます。ピンクはちょっと…という人でも、格子柄のような少しアクセントが入っているものだと、照れなく逆に取り入れやすいですね」。ワンランク上のオシャレにトライしたい人は、ぜひピンク色の格子柄から♪

【おすすめNo1】カワカッコイイ！ 水玉ドット柄

水玉模様が大胆にあしらわれたポップ柄が堂々の第1位。「大自然の中でコースを背景にするからこそ、色や柄はド派手に目立つほうがオシャレ度が上がります」と尾後氏は語る。「今回のようにパンツが黒やグレーの場合では、逆にシャツは明るいカラーで柄は大きいもののほうがバランスよく見えます」。“派手・派手”“地味・地味”にならないように、バランス感覚を重視して着こなしてみよう。

徐々に暖かくなりつつあるシーズン。上記の“柄選び”のポイントを取り入れて、新しいシャツにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

撮影協力／葉山国際カンツリー倶楽部
衣装提供／デサントジャパン、キスオンザグリーン