西日本の高難度&コンディション良好なおすすめゴルフ場
難度が高いとされるゴルフ場は、シビアなレイアウトに苦しむ反面、ゴルファーの挑戦意欲を掻き立てる魅力がある。今回は、GDOのゴルフ場営業担当がおすすめする、高難度でコースメンテナンスが良好なゴルフ場を紹介する。東日本編に続き、第2回は西日本編。
目次
- 日本唯一の「カラーバンカー」が待ち構える
- “帝王”ニクラス設計の高難度コース
- 開業50周年の改修でコースコンディション向上
- 名匠・井上誠一が試行錯誤を重ねたコースデザイン
- ベストなコンディションを維持するトーナメントコース
- 夏季に手ごわさを増すバミューダグリーン
- 正確な風の読みとショットの精度が求められる
- 震災から復興を経て高評価の難コースに
日本唯一の「カラーバンカー」が待ち構える
西日本セブンスリーゴルフクラブ(三重県)
<担当おすすめポイント>
距離がたっぷりとある丘陵コースで、日本で唯一となる赤、白、青の「カラーバンカー」が点在します。一部のホールでは、「マスターズ」が開催されるオーガスタナショナルと同じ種類の砂を使用。普通ならバンカーには入れたくないところですが、“記念”として体験したくなるでしょう。
“帝王”ニクラス設計の高難度コース
サン・ベルグラビアカントリー倶楽部(愛知県)
<担当おすすめポイント>
“帝王”ジャック・ニクラスが設計した18ホール。ティイングエリアを数多く設置しており、技量に応じて誰にでも楽しめます。戦略性と難度が高いため、ラウンド前には公式ホームページに掲載されている攻略記事のチェックをおすすめします。
開業50周年の改修でコースコンディション向上
日野ゴルフ倶楽部(滋賀県)
<担当おすすめポイント>
2022年で開場50周年を迎え、コースイメージの変更とコースコンディションの向上が図られました。バンカーの改修や新設、全ホールのフェアウェイ幅の拡張を行い、戦略イメージを一新。グリーンも「ドライジェクト」と呼ばれる海外のトップクラスのコースで行われる作業を施し、より高いプレーアビリティを求めたグリーン管理をしています。
名匠・井上誠一が試行錯誤を重ねたコースデザイン
伊勢カントリークラブ(三重県)
<担当おすすめポイント>
名匠・井上誠一氏が幾度のデザイン調整を重ねて完成させたコース。2グリーンの管理に実績のある会社がメンテナンスをすることで、これ以上ない状態に仕上がっています。自然を生かしたコース設計に、個々のホールに合わせた戦略的なレイアウトにすることで、挑戦意欲をかきたてるものになっています。
ベストなコンディションを維持するトーナメントコース
東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(岡山県)
<担当おすすめポイント>
約890平米ある広いグリーンを年数回更新作業(コアリング)を実施し、常に最高のコンディション維持がされています。ゼネラルエリアでは芝の芽数の密度が増すよう高いクォリティで管理されており、海が眺望できるコースの特徴を生かす景観を意識した樹木伐採もされています。コース内には一年を通じて四季を感じられる花木・果樹があり、夏には桃、冬にはみかんが収穫され、レストランで瑞々しい果物を味わえます。
夏季に手ごわさを増すバミューダグリーン
井原ゴルフ倶楽部(岡山県)
<担当おすすめポイント>
シーズンによって、ベントとバミューダの異なる芝のグリーンを用意しています。特に夏季のバミューダグリーンは、独特の芝目とスピードの速さで難度が上昇。打ち上げホールでは落としどころが難しいパー4もあります。距離のある18番ホール(パー4)では、期間限定でパーチャレンジを実施中です。
正確な風の読みとショットの精度が求められる
<担当おすすめポイント>
自然の松林の造形を巧みに利用し、上級者向きの戦略性に富んだコースとなっています。常にショットの正確性が求められ、特にティイングエリアとグリーン上の風向きが違うパー3は高難度です。コース管理にも定評があり、スタッフは細心の注意を払ってメンテナンスを行っています。
震災から復興を経て高評価の難コースに
阿蘇東急ゴルフクラブ(熊本県)
<担当おすすめポイント>
2016年に発生した熊本地震により地割れやグリーンの枯死など甚大な被害を受けましたが、2年間の休業時間を設けて全力で復興作業を行いました。コース造成や養生管理を徹底的に行い、ゴルファーの方から高い評価を得ています。中でも高低差が2mもある2段グリーンの4番ホールは、難度が高い名物ホールとなりました。