コレってあざとい? あざとかわいい? ゴルフ女子の気になる言動≪ラウンド編≫
アウトかセーフか? 「あざとい」と「あざとかわいい」の境界線7選
「あざとい」と「あざとかわいい」の違いを調査するゴルフ女子特集。第1弾のファッション編に続き、第2弾はプレー中の振る舞いを見分けるラウンド編。「なんてエエ娘や~」と呑気な男性陣を尻目に、彼女たちは計算し尽くされた“あざトラップ”を張り巡らしているという。どこからがあざとすぎるアウトで、どこまでがあざとかわいいセーフなのか!?
1.「はい、お水どうぞ」はアウト 「ご迷惑をおかけしますので」はセーフ
コンペでたまたま同組となった女子から、「おはようございま~す(笑)」と挨拶代わりにドリンクを「はい、どうぞ」なんて手渡されれば、彼女の好感度は爆上がり! ただし、彼女らのルールとして、なぜ飲み物を渡すのかの意思表示をすることが重要なポイントだという。
「同組となった初対面の方に、いい気分で回ってほしくて、挨拶する前から人数分のドリンクを用意することがあります。ただ、あからさまに買ってきましたアピールは、あざとさが駄々洩れ。『今日はご迷惑をおかけするかもしれないので』と、控えめに気の利いたひと言を添えることが肝心です」(山本)
「男の人がすでに購入していたり、好みの種類があるので、渡すとすればミネラルウォーターがマストです。既に男性陣が別の飲み物を買っていたら、自分用に回せばいいだけ。『何飲みます?』『私買ってきますよ』と聞いて回る行為は、あざとさを超えてウザさすら感じてアウトです」(古田)
2. 「ナイッショー!」「うま~い!」が流れ作業はアウト
ラウンドが始まれば、プレーヤーとしての気配りも問われるゴルフのマナー。特に同伴者がショットを打ったあとのリアクションには、その子の性格がダイレクトに表れるとのこと。
「基本的にレディースティで回るので、レギュラーティで回る男性陣のティショットを見届ける機会が多く、『ナイッショー!』と大きめに声を張ることは同伴者として当たり前。ただし、他の組の人も多いスタートホールと最終ホールだけ大声で、間のホールはだんまりの基本ノーリアクション女子はあざとさMAXです」(Rumi)
「オーバーな反応は好感が持てるのでセーフですが、度がすぎてしまうとアウトのケースも。『すご~い』『うま~い』『わぁ飛んでる~』と反応しすぎて、カートに乗ったままボールを追わずに、反射的に言っている子を発見。あざといというか、プレーヤーとしてどうかな?と思っちゃいました」(くるみっきー)
3. “菜々緒ポーズ”は即アウト!
後ろ向きで脚をクロスさせて前屈する、モデルタレントの菜々緒さんが行っていそうなイメージのティ挿し行為を、SNS上では“菜々緒ポーズ”と揶揄して警戒しているらしい。ゴルフ女子の中には、ティアップの姿勢ひとつであざとさを狙っているかどうかが一発で分かるという。
「“菜々緒ポーズ”だけではなく、アゴの高いバンカーでボールが縁に止まっているときに、スカートを履いているのに左足をアゴの上に置き、右足をバンカーの中という大股開きの姿勢をあえて撮影し、それをInstagramのリール(Reels・短尺動画)に投稿している子がいました」(Rumi)
「ミニスカート姿だとかなり際どい姿勢ですが、SNSでの反響は大きいです。以前、フェアリージャパン(新体操日本代表)の子とラウンドしたことがあったのですが、身体がやわらかく、自然とそうなってしまうときもあるみたいです…」(古田)
4. 自分のプレーそっちのけ“キャディ代理”はアウト
キャディの付かないセルフプレーをメインに回っている彼女たちの中で、他人のクラブカバーを拾ったり、クラブを持って行ったり、ボールを磨いたりとキャディの仕事も買って出ることは多いという。マナーとして模範的な行為だが、そこでも線引きの心得があるようで…。
「男性陣のプレーを手助けするのは良いのですが、やり過ぎてお前はキャディか!って突っ込みたくなるほど、やりすぎている子がいました。自分のプレーも必死で余計スロープレーになってしまうのに…。周りを考えているようで、実は何も考えていない証拠です」(山本)
「自分が好意を抱いていた男性とプレーしていたとき、一緒に回っていた“あざと女子”が運動会の障害物競走のごとく彼のクラブを取ってあげていました。その男性も男性で、彼女のあざとさに全く気づかない感じ。少し彼への思いが冷めてしまったのは言うまでもありません…」(くるみっきー)
5.“教え魔”を聞き流すのはセーフ 自ら求める演技はアウト
一緒にラウンドするゴルフ女子にアドバイスしたことはないだろうか? 彼女たちは大概「はい」と従順な反応を示すが、それは建前といって良し! 彼女らの頭の中では、右から左へ受け流すためのBGMが流れているという。そんな受け流し方にも、あざといかあざとかわいいかが分かる点があるのだそう。
「ラインを読んで『この辺だよ』って教えてくれるので、『はい』と答えますが、実際は自分が読んだラインで打っています。『エ~分かんな~い! 教えて教えて』『ロングパットって苦手です~』と、聞いてもいないのに聞きまくる子は、あざとすぎてアウトです」(くるみっきー)
「教えたがりの人がいるので、そのアドバイスを分かってはいるものの、『そうなんですね』と初めて聞いた振りをします。アドバイスを受けた直後のパットが入ると、男性は自分の手柄だと思うようで満足気。そこで『自分のパットどうでした?』『いまの見てました?』と、自分をアピールするのはアウトかな」(Rumi)
6.「残り距離いくつですか?」聞くだけ聞いておいて…な女子はアウト
アドバイスは受け流されてばかりではない。アドバイスが彼女たちから求めたものであれば、教えていいのGO!合図。特に最近では、距離測定器の普及で数値を聞くことも多くなったため、そこでの聞き方や聞くタイミングにも、彼女らの厳しいジャッジは下される。
「以前から好意を持っていた人に、セカンドショット付近で『距離を測ってもらって良いですか?』とお願いしたことがあります。二人きりのときにコソッと聞くのは、かわいらしさもあってセーフでしょう。ただ、私もそのときMY距離計を持っていたのですが…(笑)」(古田)
「残り距離を聞いて、『ありがとうございま~す』と愛想を振りまいたにもかかわらず、クラブを7~8本も持っていく子を見かけました。せっかく聞いておいて、そこまで信頼できないの!って突っ込みたくなりました」(Rumi)
7. 自己紹介で“職業マウント”を取ってくる女子はアウト
コンペであえて仕事の話を切り出し、無言の“職業マウント”を取ってくる子が散見されるという。Instagramで活躍中のゴルフ女子の中にはモデルをしている子が多く、あえて「モデル」というキラーワードを口にするかどうかでも、その境界線が測られるとのこと。
「ゴルフは職業関係なく、皆が楽しくプレーするものだと思います。自己紹介であえてモデルであることをアピールする子ほど、がちがちのマウントポーズを取っている証拠。その日一緒にプレーする同伴者も、腫れ物に触れるように気を使い、楽しみづらそうな雰囲気でした…」(Rumi)
「仕事とプライベートは別と思っていても、なかなか切り離せない女子も多いのが現状。会社の経営者や社長の多い組に付いたときと、平社員の多い組に付いたときで反応がはっきり違う子を見かけました。常に同じリアクションや振る舞いができる人こそ、あざとかわいいプレーヤーだと思います」(山本)
「はいお水」から菜々緒ポーズ、職業マウントまで、男子禁制の深い世界をご堪能いただいただろうか――。もはや「あざとい」と「あざとかわいい」の違いというより、マナーとしての是非を問うべき内容となってしまった印象だが…。そんな境界線など考えず「エエ娘や~」と好意を抱いてしまう男子が、なんだかんだで一番平和で幸せな気がしてくる。(編集部・内田佳)
撮影協力/平川カントリークラブ(千葉県)