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「港区ゴルフ女子」とは? 知られざる華々しい私生活とゴルフスタイル その実態を調査

2024/07/23 16:10

「港区女子」とは違う「港区ゴルフ女子」とは一体何もの!?

左からエイミさん、みうなさん、美涼さん

「港区ゴルフ女子」の存在をご存じだろうか――。20代前半を中心に六本木界隈(かいわい)で毎晩集ってパーティを開く「港区女子」。そんな彼女らも25歳を過ぎると卒業する子が多い中で、ゴルフを趣味に持つことで交流を続けるアラサー以降の女子のことを指す。今回は港区ゴルフ女子を公言する3人に、自身の私生活からゴルフスタイルまでを座談会形式で語ってもらった(全4回/1回目)。

・みうな(37歳)
港区在住。ハロー!プロジェクト在籍の女性アイドルグループ「カントリー娘。」のメンバーとして活動後、22歳で港区デビュー。現在は元「港区女子」の立場から、過去の人脈や経験を生かしたオンラインサロン「【女性限定】ハイスペック恋愛サロン」を展開中。

・エイミ(28歳)
港区在住。港区デビューは20歳。21歳の頃にゴルフを始め、YouTubeのゴルフチャンネルに出演。ジャパンゴルフフェアのブースでもコンパニオンとして活動している。本職は東京と沖縄で美容サロンを経営。

・美涼(みすず/33歳)
静岡県在住。20歳で港区デビューし、静岡県在住で当時から港区に通う「通い系港区女子」として活動。地元静岡でマーケティング会社を経営するかたわら小学4年生の男の子のママでもある。

20代前半で港区デビュー 個室バーからホテル飲みまでを経験

―港区で遊ぶようになったきっかけは?

みうな:
きっかけは、元ミス東大だったお友達が港区に連れてきてくれたこと。10代で芸能活動を辞め、それまでは渋谷周辺で遊んでいました。22歳の頃にもっと友達が欲しいと思って、彼女の誘いについて行ったのがきっかけです。

そこで知り合った彼女の先輩が顔が広く、その人をきっかけに輪が広がった感じ。アイドル時代は今のようにSNSもなくて私生活を厳しく制限されていたので、港区で遊ぶようになってこんな世界があるんだと非常に驚きました。

芸能活動引退後に多くのパーティに参加するようになったみうなさん

エイミ:
私は20歳くらいから港区で遊んではいましたけれど、飲むようになったのはコロナ禍になって外出がなかなかできなくなった頃だと思います。

美涼:
私も20歳くらいから港区で遊ぶようになりました。静岡県生まれで今も静岡に住んでいますが、新幹線に乗れば東京まで近いので割と港区で遊ぶ頻度は多いですね。

みうな:
エイミさんは、どんな場所で飲んでいたの?

エイミ:
個室がたくさんあるバーが多いですね。“知る人ぞ知る”といった場所で、裏口から出入りできるシークレットなお店で飲んでいました。港区女子と飲む男性って地位の高い方が多いので、なるべく人目につかない所が多かったです。

みうな:
男性にも階層があって、VIPのさらに上の方はそうかも。

エイミ:
週刊誌にバレてはいけないような職業の方は、お店よりもホテルを予約して個室で飲んで遊んでいますね。

みうな:
私も暗証番号で入店するバーに行ったときは衝撃だったなー。当時は20代前半だったので、こんな場所があるんだ!?ってマジで驚いた。

美容サロンにマーケティングに、ハイスペ恋愛サロン!?

―皆さんは現在(職業は)何をされているのですか?

エイミ:
私は美容サロンを東京と沖縄で経営しています。

美涼:
マーケティング会社を経営しています。それから私、小学4年生の息子がいるんですよ

エイミ:
えーっ、(ママには)見えなーい!!

美涼:
時間を見つけては、地元のゴルフ場で頻繁にプレーしています。ゴルフ歴は6年で、今でも月2回はラウンドしています。以前は週1で行っていました。

以前は片道約2時間(往復4時間)をかけて港区に通っていた美涼さん

みうな:
実は美涼さんは私の父の推薦なの(今回の出演)。私も静岡出身で、この企画を静岡に居る父に話したら、彼女で良いんじゃないって。弟とも知り合いで家族ぐるみでお付き合いしているの。

エイミ:
みうなさんは今、(港区女子だった)当時の経験を生かして、オンラインサロンビジネスを展開しているんですよね?

みうな:
そうそう「ハイスペック恋愛サロン」っていうんだけど、会員が180人くらいいて、“ハイスペ”男性と付き合うための攻略法をアドバイスしているの。合コンやゴルフレッスン会みたいなオフ会も行っているよ。

ラウンドは2週間に1回ペース “おじウケ”いいのはスコア「110」

―ゴルフはいつから始められたのですか?

エイミ:
私は21歳の頃から、当時付き合っていた方の影響でした。ゴルフってお金がかかるじゃないですか。だから若い女子は経済的にもゴルフを始めるきっかけになる方がいないと、なかなか始められないのが現実。私の場合、その方がクラブとウェアを全部揃えてくれました(笑)

美涼:
確かに若い女子がゴルフを始めるor始めないの判断材料は、周囲にいる男性ゴルファーの影響が大きいですよね。そのような男性と出会った年齢=女子がゴルフを始める歳という感じでしょうか。

エイミ:
私がゴルフを始めたときも、周囲にゴルフをしている同年代の女子がいなく、当時の彼が40歳くらいでかなり年上だったため、一緒に回る人もかなり年齢層が高め。そのときはゴルフにハマらずに一度は断念しました。

みうな:
でも、今は結構しているよね?

エイミ:
その後にティーチングプロの男性と知り合う機会があり、その方の紹介でYouTubeのゴルフチャンネルに出演することになったのです。そこからゴルフを再開して、今では美涼さんと同じく2週間に1度はラウンドに行っています。実は今週も北海道にゴルフ旅行に行く予定です。

美涼:
北海道、いいなー。

撮影翌週も北海道ゴルフ旅行を控えているというエイミさん

みうな:
スコアはどれくらい?

エイミ:
平均だと110くらいで、ベストスコアは104。暑過ぎたり寒過ぎる日のラウンドが苦手で、シーズンオフは一切行かないようにしているのです。もうすぐ100切りできそうってときに、シーズンオフになってゴルフを休止して、シーズンインしたらまた振り出しに戻って…。毎年これの繰り返しですね。

美涼:
私も平均スコア110くらいかな。

みうな:
私もそれくらい。3人で回ったら良い勝負だね(笑)

エイミ:
まぁ、あまりゴルフが上手過ぎるのも良くないじゃないですか。

みうな:
一緒に回る“おじ様”によっては、100を切れない子を呼んでほしいというリクエストをもらうくらいだからね。

エイミ:
“おじ様”が100以上叩くからですよね。だからスコアが110くらいの子が来ると拍手もので(笑)。ちょうどいいって感じです。

美涼:
もちろん人にもよると思うのですが、教えたがりの“おじ様”や、女子のほうがスコアが良いと不機嫌になる“おじ様”もいますからね。そういう点では、私たちってゴルフに誘ってもらいやすいレベルで、ちょうどいいんじゃないかな。逆にそれ以上叩いてしまうとスロープレーで迷惑をかけてしまうから。

20代前半でゴルフに出合って30歳で仕上がる!?

―“おじ様”って…(?)普段どのような方と回っているんですか?

みうな:
現在は産休中で(ゴルフ活動は)お休みしていますが、以前は結婚する前の夫や父親ら家族と回ることが多かったです。一般的に港区で遊んでいる子は、経営者や芸能人、スポーツ選手といったある程度知名度のある男性が多いと思われます。特に今では人気のYouTuberが多いのかなー

エイミ:
私は出演していたチャンネルの関係者やスポンサーさん。それ以外にも経営者の集まる飲み会や知人の紹介で知り合った方。コンペはあまり行かないけれど、たまに顔を出したときに一緒に回った年配の方も多いですね。

美涼:
私は地方に住んでいるからか、基本的には地方の経営者や、都内で住んでいる名門コースの会員さまと回ることが多いです。年齢層が高めのコンぺに呼んでもらうことが多く、そのつながりでラウンドに呼んでもらうことも多いです。

「港区ゴルフ女子」は「港区女子」の亜流ではなく進化版!?

みうな:
最近は、以前ほど「港区女子」と呼ばれる子は減っているように思いますが、一方でゴルフをしていてコミュニケーション能力が高い子が生き残っているように感じます。そういう子たちは、周囲から「男性のお金が目当て」って見られがちですが、実際は自分でもビジネスを展開するなど、幅広い人脈やコミュニティを活かして仕事をしている。交流する男性も、そんな能力の高い子だからこそ会話が弾むのだと思います。

エイミ:
確かに周りを見てもそうですね。

みうな:
これは持論だけど、「港区女子」の卒業年齢が30歳だとすると、ゴルフを趣味に持つことでその寿命が7歳くらい伸びる。20代前半でゴルフに出合って、ラウンドを重ねて30歳で“仕上がる”。ハイスペックな男性経営者は、ゴルフで出会った30代女性と結婚するケースも多い。だから港区で活動している女子にとって、ゴルフはとても大事なツールなのかもしれない。

美涼:
「港区女子」にとって、ゴルフはハイスペック男性と知り合うための花嫁修行のひとつってことですね。

エイミ:
言えてるー。

撮影は港区にある完全個室ゴルフバー「THE GOLF TOKYO」にて

港区で遊ぶ男性とつながるためのツールとしてゴルフを活用する「港区ゴルフ女子」。次回はそんな彼女たちが出会った嫌~な“ゴルフおじ”を紹介。数々の男性とプレーしてきた彼女たちだからこそ分かる本音を聞き出す。(編集部・内田佳)

撮影協力/THE GOLF TOKYO