結局こんな親父がモテる!「港区ゴルフ女子」がリアルにキュンしたイケてる“ゴルフおじ”を調査
マジで恋したこんな“ゴルフおじ” あんな“ゴルフおじ”
ゴルフを趣味に持つことで20代前半と変わらず六本木界隈(かいわい)で華やかな交遊を続ける30~40代「港区ゴルフ女子」。前回、嫌いなNG“ゴルフおじ”を紹介してもらったが、今回はその対局にいる言動も身なりもイケている素敵な“ゴルフおじ”の例を挙げてもらう。現実離れはしているものの、港区で遊ぶ本物のイケオジからモテゴルファーのヒントを探ってみよう(全4回/3回目)。
キャディさんの呼び方? そんなの正解ってあるの!?
―イケてるかどうかの条件は?
エイミ:
私たちがイケてるかどうかを判断するうえで、重視していることは紳士的な気遣いです。
みうな:
紳士的な気遣い…?
エイミ:
以前、私より年下だった男性で素敵な人がいて、私を含めた同組のメンバー全員に、ボールマーカーをプレゼントしたのです。「今日のラウンドの記念に」と言って。それがとてもさり気なくて格好よかった。わざとらしくなく普段からも行っていることが分かる態度で。私や他の女子がOBした場面でも「先に行っていいよ」とボールを探してくれたり、とにかく気遣いが素晴らしかった。
美涼:
マーカーは確かにうれしいですね。
エイミ:
ただそのマーカー、私は2ホール目でなくしてしまって…。そのあとも時々ラウンドでご一緒することがあるのですが、ちょっと気まずい思いはしています(苦笑)。
みうな:
えっ…(笑)。
エイミ:
その感じでサービスもしてくれるのに全く下心がなく、ジェントルマンに見えるイケメンは、もはや“絶滅危惧種”な気がしました。
美涼:
ラウンド中の茶屋でも「お好きなものどうぞ」といった感じで気遣いをしてくれる方は素敵です。特に、夏の暑い時季に前もって暑さ対策のドリンクや飴を、自分の分以外に用意してくる人は気が利くなと好意を持ちました。地方にはサービス旺盛なおばさまは多いのですが、おじさまでもそういった何気ない準備ができる人は素敵だと思います。
みうな:
確かに。プレー中はあまリベタベタしてくる言動はNGだけれど、何気ないサービスは好感が持てるので、積極的に行ってほしいよね。近すぎず離れすぎない同伴者としての距離感が重要だね。
美涼:
雰囲気作りはとても重要だと思います。ミスショットをしても、その場が気まずくならない雰囲気にしてくれる人。逆にこちらから連絡先を聞きたくなるくらいのスマートさがあるおじさまとは、何度でもご一緒したくなります。
みうな:
そんな感じの人いる!?
美涼:
お別れした後に、インスタでこちらからDMを送ったことがあります。
エイミ:
えっ、もはやそれ逆ナンじゃん。
みうな:
本当に!?
美涼:
みうなさんのお父さまなんですけどね(笑)。
みうな:
エーーっ!
美涼:
その後も何度も私からアプローチしました(笑)。
みうな:
確かに、お父さんは気遣いはできているかなー。だってプレーするときは、キャディさんには必ずお心付けを渡しているほどだから。
美涼:
みうなさんのお父さまって、色気があって素敵ですよ。
みうな:
そんなことないって!
エイミ:
キャディさんでいうと、名前で呼んでいる方ってさり気ない心遣いで素敵だなと思います。細かい部分ですが、クラブを取ってもらうときに「キャディさん!」ではなく「〇〇さん」と丁寧に名前で呼ぶ。スタート前にしっかりご挨拶した際、名前を憶えているという点って、意外とできそうでできない心遣いだなと感じます。
みうな:
それは素敵だなぁー。一緒にプレーする人への気遣いだけではなく、キャディさんとのやり取りも、しっかり女子は見ているってことだね。
高けりゃいいんだろ! どんなゴルフ場に誘えばハイセンス!?
―ゴルフ場はどういう所に誘うといい?
みうな:
ゴルフ場選びもイケているかどうかの重要なポイント。
エイミ:
分かります! ゴルフ場選びはセンスが問われますよね。
みうな:
ゴルフ場選びとデートでのレストラン選びは似ている気がする。
美涼:
女子は値段の安さより、素敵なゴルフ場でプレーした思い出を重視していますもんね。
エイミ:
私たちにとってポイントが高いコースは、食事が美味しい所。それも決して料理の高級コースが出るからいいというわけではなく、メインの食事がSNSで映えそうな見た目から引きのあるメニューがあったり、その土地でしか味わえない食材が入っていたり…。
みうな:
そうそう。食は大事。
エイミ:
金額は安くてもいいとは言っても、ある程度の値段はやはり仕方ないでしょう。例えばプレー代を5000円上乗せすると、もう少しだけ良いコースを予約できる。私とゴルフに行くことに価値を感じ、数千円でもプラスしようかなと思ってくれたことが大事。すごくうれしいし、みうなさんが言うようにレストラン選びと似ている点は、男性のデートプランが垣間見られること。次も一緒にラウンドに行くかどうかの判断基準になります。
みうな:
究極の“ハイスペおじ”は、ツアートーナメントやゴルフ場に企業としてスポンサーしている社長ですけどね(笑)。ですが、私たちもそういったハイスペックさばかりを求めているわけではないってことだね。
美涼:
ちなみに今までで素敵だなと思ったゴルフ場はどこですか?
エイミ:
都心からアクセスが良くてメンテナンスも最高だった千葉県の『太平洋クラブ 八千代コース』、昨年オープンしたばかりの『The Saintnine Tokyo(ザ セイントナイン東京)』はクラブハウスがホテルみたいで、とても素敵なコースでした。『丸の内倶楽部』も女子にとってはコースが短く、良いスコアが出やすくて評判のいいコースです。
みうな:
私は大草原のような広々としたコースと美味しい食事を提供する『ブリストルヒル ゴルフクラブ』がお気に入りかなー。基本的にはリゾート地のコースも好き。クラブハウスは素敵ではなくても景観が優れていればOKと思える所もあるよね。
下手は着飾っちゃダメだよな! 女子ウケ抜群のウェアって!?
―ウェア選びもイケオジかどうかのセンスが問われますか?
美涼:
もちろんです。
エイミ:
ウェア選び大事。
みうな:
ウェア選びは大事ですが、腕前はそこまでだけどウェアだけ格好よくキメキメで来てしまうと、男性同士は「あいつ下手クソなのに見た目だけ気張りやがって」と考えて控えめな格好を選ぶ男性は多いかも…。
エイミ:
うーん、そうなのかなー。
みうな:
ただ、異性はそこまで不快な気持ちにはなりません。逆に好感が持てると思うけど…、どう?
美涼:
はい、好感は持てますよ。
みうな:
ヨレヨレのスタイルよりも、清潔感があってスマートなほうがいいに決まっている。それはスコアに関係なく。
美涼:
ゴルフが上手になるには相当な努力が必要ですが、ファッションで清潔感があるだけで好意は持てますよ。
みうな:
でもスマートに行こうとして、年配者が若い人の格好を真似するとダサく映ってしまう場合はあると思います。清潔感のあるスポーティな格好は、流行を追うよりも普遍的なコーディネートで十分。白色ポロシャツ×長パンで揃えれば問題なしです。
美涼:
逆にイマドキのトレンドを押さえる必要はないですね。長年同じブランドを着ていても、愛着のある落ち着いた雰囲気さえ押さえていれば、年齢に合った出で立ちが演出できる。カラーもあまりに色味がバラバラだと幻滅ですが、逆にコーディネートを意識しないくらいのほうが自然で気張らない雰囲気が、より好感を持てると思います。
エイミ:
まぁ、最低限のマナーを守ってくれればいいかなー。適度な丈のシャツは絶対にインするとか、胸ポケットを開けるのは第2ボタンまでとか。ダラしなく見えるファッションはマジ勘弁…。
みうな:
そうだね。暑い時季にシャツの上から乳首が見えそうになるほどシャツが開(はだ)けている人はダメ。
美涼:
開けていなくても汗で濡れたシャツの上から透けて見えたり、浮いてしまっていることにも気を付けてほしいです。
エイミ:
確かに胸のポッチが主張しすぎていると、顔より気になってガン見しちゃう!
みうな:
濡れた生地でも気にならない柔らかい肌触りのシャツや、少しオーバー気味のサイズを選ぶといいと思います。または、夏場だけでもインナーを二重に着たりするケアはあってもいいかなー。
美涼:
夏場は午前と午後で二枚準備するのも手かもしれませんね。
エイミ:
とにかく主張するポッチには気を付けよう!
みうな:
うんうん。
おいおい、最後はハイスペックおじさんの話ではなくハイポチックおじさんの話かよ! と突っ込みを入れたくなったところで第3回終了。彼女らの話を聞くと、港区で出会ったイケてる“ゴルフおじ”の条件は、一般的なコンペや飲みの場、ビジネスシーンと同じく、相手への気遣いや心配りが自然にできるかどうかといった普遍的なことのようだ。
次回は同性の話にスイッチ。許せるゴルフ女子と許せないゴルフ女子、その境界線をテーマに話を展開してもらう。(編集部・内田佳)
撮影協力/THE GOLF TOKYO
■ みうな & エイミ & 美涼(みすず) プロフィール
・みうな(37歳)
港区在住。ハロー!プロジェクト在籍の女性アイドルグループ「カントリー娘。」のメンバーとして活動後、22歳で港区デビュー。現在は元「港区女子」の立場から、過去の人脈や経験を生かしたオンラインサロン「【女性限定】ハイスペック恋愛サロン」を展開中。
・エイミ(28歳)
港区在住。港区デビューは20歳。21歳の頃にゴルフを始め、YouTubeのゴルフチャンネルに出演。ジャパンゴルフフェアのブースでもコンパニオンとして活動している。本職は東京と沖縄で美容サロンを経営。
・美涼(33歳)
静岡県在住。20歳で港区デビューし、静岡県在住で当時から港区に通う「通い系港区女子」として活動。地元静岡でマーケティング会社を経営するかたわら小学4年生の男の子のママでもある。