ドライバー“右OB”を確実に避ける方法/コースで役立つ実戦テクby河野晃一郎Vol.1
2025/12/04 07:00
2011年「マイナビABCチャンピオンシップ」優勝など、シード選手として活躍した河野晃一郎。明るいキャラクターと、分かりやすい語り口でレッスンでも大人気だ。トーナメントで活躍したツアープロから、実戦で役立つ、大叩きを回避する打ち方と考え方を教えてもらった。
フェアウェイは狙わない!
ティイングエリアに立ったときに右にOBや林があり、絶対に右を避けたいホールで考えるべきことは極端に左を狙うこと。「ちょっと左」とか「フェアウェイの左サイド」というレベルではなくて、左のラフや傾斜地を目標にしてください。スライスがよく出る方であれば、50ヤードスライスしても大丈夫なくらい左を狙いましょう。
球が高いタイプほど、右に飛ぶ
右がNGのホールは、ドライバーの弾道が高い人ほど要注意。打球が高い人は、インパクトでロフトが寝てフェースが開く傾向があるため右に飛びやすい。逆に打球が低い人は、ロフトを立ててフェースが閉じてインパクトしている可能性が高いので左に飛びやすい。
【KEY POINT】ティを低く!ボールの頭がチョット出るくらい
打ち出しを左にして、低い球が打てれば右には飛びません。1番簡単なのはティを低くすること。目安としては、ボールの頭がクラウンからチョット出るくらいの高さです。あとはいつも通りのスイングで打つこと。スイングで調整しようとするとミスになりやすい。ティを低くして、左を狙う意識だけで右のミスを回避しましょう!
取材協力:甲府国際カントリークラブ
■ 河野 晃一郎 プロフィール
1981年、山梨県出身。東洋大学卒業後は米国・サンディエゴのミニツアーに参戦。2003年に日本でプロとなり、2011年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝。ジャンボ軍団のムードメーカー。