アン・シネの武器は正確性!スイング解説(アイアン編)
2017/06/30 17:00
先週行われた「アース・モンダミンカップ」では、通算7アンダー16位タイでフィニッシュし、容姿だけではなく、実力も証明したアン・シネ。前回のドライバー編に続き、今回はアイアンのスイングを堀尾研仁プロコーチが解説する。
(以下、堀尾プロコーチの解説)
ドライバー編でも解説しましたが、アイアンショットも「正確性」がキーワードになりますね。ポイントは3つです。
■ ポイント1「トップ位置がコンパクト」
この位置で切り返せば、ほぼ確実に振り遅れることはないと推測できる。
■ ポイント2「腰から切り返しスタート」
この切り返し方によって、アドレスからインパクトまで、スイング軸がブレることなく保たれている。アマチュアゴルファーに多くみられるように、腕や肩から切り返してしまうと、軸がターゲット方向に傾き、球筋も安定しない。
■ ポイント3「肩が先行しすぎない」
ダウンスイングで肩が開きすぎると、クラブがアウトサイドから下りてきてしまう。理想的なややインサイドの軌道でボールにアタックするためには、肩を開かせないことが大切な要素。
以上3つのポイントは、いずれも正確にグリーンを狙っていくための、大きな武器となっているはずです。もし、アマチュアのみなさんがこのスイングに近づきたいのであれば、ポイントは「視点」です。アドレスで斜め後方からボールを見ている視点を、インパクトまで出来るだけキープする意識でスイングしてみてください。