#深夜試打

【新連載】ヘッドスピードを出せない人に朗報。「Qi4Dコア」が“合い過ぎた”理由/西川みさと #深夜試打

2026/02/05 20:00

カーボンフェース5世代目となるテーラーメイド「Qi4D ドライバー」。フェースのロールを見直して上下打点のスピン量を改善したほか、ソールには4つの可動式ウエートを搭載し、弾道調整機能を強化した。そんな同社自信作をドライバーのヘッドスピード(以下HS)40m/s未満の女子プロ・西川みさとが深夜にじっくり試打を行った。

「カーボン特有の“頼りなさ”を払拭 歴代最高の打ちやすさ」

4つのDimension(フェース、シャフト、ヘッド、フィッティング)を追求した自信作

―率直な印象は?
「これまでの『Qi』シリーズのコアモデルの中で、一番打ちやすかったですね。構えやすさはもちろん、当たった瞬間の打感、そして飛んでいく球筋も含め、全てにおいてイメージ通りという感じです」

―見た目の評価は?
「カーボンクラウンの見た目にはもうだいぶ慣れましたが、今回はフェース上部に入っている白いアライメントラインが効いていて、とても見やすいですね。 前作の『Qi35 ドライバー』は、MAXモデルよりも大きく見えるようなボッテリ感はありましたが、今回は『Qi10』の時のようにシュッとした形状に戻っています。大型ヘッドではあるのでしょうが、大きすぎず、すっきりと構えられるので、私はこちらの形状のほうが好みです」

同社の伝統的なコアモデルの顔立ちが復活

―前作と比べて飛距離性能は?
「最近のドライバーはロースピン化が進んでいて、モデルによっては球が上がりにくいこともありますが、このヘッドにはその難しさを全く感じませんでした。ドロップすることなく、ある程度スピンがちゃんと入ってくれるので、球が上がりやすい。といっても、吹け上がるわけではなく、イメージ通りの弾道で飛んでくれます。シンプルな表現になってしまいますが、まさに“難しくなく良くなっている”という感じです」

―苦手だったカーボンフェースの打感は?
「そこは驚きました。以前よりも柔らかすぎる感じがなくなり、しっかりと弾き感があるので、全然気になりませんでした。チタンっぽいと言ってもいいくらい、ソリッドな感触です。これなら違和感なく使えると思います」

スイングタイプに合わせて開発された純正シャフト「REAX」(上がMR、下がHR)

―純正シャフトの印象は?
「今回はフェースのローテーション量に合わせて3種類の純正シャフトが用意されているとのことですが、比較して打ってみると違いが明確でした。最初に打った『ミッド・ローテーション(中間のモデル/青いシャフト)』は、私には少し硬く感じられ、フェースの開閉がしづらい印象でした。次に打った『ハイ・ローテーション(開閉が多い人向け/赤いシャフト)』のほうが、しなりを感じやすく、フェースローテーションがスムーズに行えました。私のようなタイプには、こちらのシャフトがマッチします」

―どんなゴルファーに合う?
「基本的には“誰にでも合いそう”なヘッドです。特に私のようにHSがあまり速くないタイプでも、手で操作して打っていけるし、ボールもしっかり上がります。 逆にHSがものすごく速い人の場合、上がりすぎてしまう可能性があるので、ロフトが立っているものを選ぶなどの調整が必要かもしれません。総じてHSが速くない人のほうが恩恵を受けやすいヘッドだと感じました」

適度なスピン量! 弾道はイメージ通り

「HS速くない人のほうが恩恵を受けやすいヘッドかも…」(西川)

【試打結果(平均)】
総距離:209.2yd
キャリー:179.9yd
HS:36.0m/s
初速:53.9m/s
スピン量:2258rpm
打ち出し角:14.3度

【飛距離】4.0
【打感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

次週もうひとりのテスターが登場!

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:REAX 50 Mid Rotation Blue(硬さSR)、REAX 50 High Rotation Red(硬さSR)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン、横須賀グリーンゴルフ