新製品レポート

飛距離アップ求めて、試打しまくりアマが最新シャフトを徹底比較(1)

2019/10/01 16:49
GDO編集部・ミヤGが最新シャフトを試打比較!

連載企画「新製品レポート」でアマチュア代表として試打をこなしているGDO編集部のミヤGが、今よりもっと安定して飛ばすために最新シャフトに目を付けました。そこで2019年発売の7モデルから、試打計測して最適な1本を見つけ出そうと思います。

純正からカスタムに替えて安定して飛ばせるか!?

【ミヤG】
ドライバーをテーラーメイドの「M5 ドライバー」に買い替えてから、おかげさまで飛距離がかなり伸びました。今は純正シャフトを使っていますが、最新カスタムシャフトに替えれば、もっと安定して飛ばせるようになるんじゃないかと思いまして。

【ツルさん】
純正シャフトというのは、誰にでも合いそうな中庸の性能。それを自分にピッタリ合う性能のシャフトに替えれば、さらなる飛距離と安定性を手に入れられる可能性は大いにあります。代表的な最新シャフトを7モデル用意しましたから、さっそく試してみてください。重さは50グラム台と60グラム台の2種類、フレックスはすべてSです。

純正シャフトでも飛距離は出ているが、カスタムに変えて飛距離は伸びるか!?

いきなりの手応え!? 「ATTAS JACK」

高弾道・低スピンの球で飛距離も出ていた「アッタス 11」

【ミヤG】
トップバッターのシャフトですが、めちゃ打ちやすい! 高弾道・低スピンの大きな球で飛ばせます。打ち出しが高くなるミスなどは出ましたが、左右の曲がりが少ないのも気に入りました。重さは50グラム台のほうが、自分で操作できる感じがして良かったです。いきなり、コレに決定か?!

【ツルさん】
ATTAS JACK」は、インパクト前にシャフト先端が動いて、フェース面を上向きにしてくれるシャフト。そのおかげで高打ち出しの球を打ちやすくなっています。ミヤGには、かなり合ってそうですね!

振りやすさを感じる「ツアーAD XC」

振りやすさは感じた「ツアーAD XC」

【ミヤG】
振りやすさは感じましたが、うまく当てられたときでもフェースが開いてインパクトしてしまう。フェースの上目でヒットするミスも多かったです。60グラム台になると、そのミスの傾向が顕著になりました。フィーリングは、決して悪くはないんだけど……。

【ツルさん】
ツアーAD XC」は、弾き感が備わっている中元調子のシャフトです。厚くインパクトできるのが特徴で、どちらかと言うと引っ掛けのミスが出づらい性能。もしミヤGが使うなら、もっと球のつかまりがいいヘッドと組み合わせたほうがいいでしょうね。

短くても初速が落ちない「スピーダー SLK」

シャフトが短くても初速が出ていた「スピーダー SLK」

【ミヤG】
シャフトが短いので打ちやすい! けれど50グラム台だと、思った以上にシャフトが軟らかく、球筋が安定しませんでした。このシャフトは60グラム台のほうが好感触でした。驚いたのは、短尺なのにヘッドスピードやボール初速が落ちないところです。これはアリかも!

【ツルさん】
スピーダー SLK」は、シャフトを短くしてもヘッドバランスが出るように設計されているシャフトです。挙動にもクセがなく、振りやすさと当てやすさに優れていますよね。短くてもしなりが感じられるように、トルクが多めになっているのも特徴です。ミヤGのように腕力でパンチを入れる打ち方だと、60グラム台のフレックスXでもいいかも知れません。

3モデルを比較すると…

今回の3モデルの試打データを比較 ※ヘッドはすべてテーラーメイド「M5」

【ミヤG】
今回の3モデルのなかでは、高弾道・低スピンの球で飛距離が出て、左右の曲がりも少なかった「ATTAS JACK」が僕の最有力候補でした。次回は「ディアマナ ZF」、「スピーダー エボリューション 6」、「TENSEI CK プロ オレンジ」、「ハドラススマッシュ」の4モデルを試打計測します!

■ 試打したシャフトのスペック※

USTマミヤ ATTAS JACK
●モデル:5S、硬さ:S、重さ:58g、トルク:4.6、キックポイント:中調子
●モデル:6S、硬さ:S、重さ:66g、トルク:3.8、キックポイント:中調子

グラファイトデザイン ツアーAD XC
●モデル:XC-5、硬さ:S、重さ:56g、トルク:4.2、キックポイント:中元調子
●モデル:XC-6、硬さ:S、重さ:64g、トルク:3.2、キックポイント:中元調子

藤倉コンポジット スピーダー SLK
●モデル:SPD SLK 5、硬さ:S、重さ:58.5g、トルク:6.0、キックポイント:中調子
●モデル:SPD SLK 6、硬さ:S、重さ:66.5g、トルク:5.1、キックポイント:中調子

※スペックはすべてメーカー公表値

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

試打しまくりアマが最新シャフトを徹底比較 記事一覧

UST マミヤ
ATTAS史上最高の高弾道とさらなる飛距離
発売日:2019/09/13 参考価格: 43,200円
グラファイトデザイン
強いしなり戻りとインパクトに向かう加速感
発売日:2019/09/06 参考価格: 43,200円
藤倉コンポジット
発売日:2019/04/11 参考価格: 43,200円