新製品レポート

すさまじいボール初速で簡単に飛ばせる! キャロウェイ スーパー ハイブリッド

2020/01/13 05:00
キャロウェイ初のチタンヘッドUT「スーパー ハイブリッド」を試打

【ミヤG】
キャロウェイから新登場したユーティリティは、その名も「スーパー ハイブリッド」。スーパーというからには、ただ者ではなさそうです(笑)。

【ツルさん】
キャロウェイ初となるチタンヘッドのユーティリティだそうです。クラウン部分にはカーボンが使われていて、ヘッド内部の両端にはタングステンをインサート。AIを使って開発した「フラッシュフェース」や、2本柱の構造「ジェイルブレイク テクノロジー」も採用されています。ユーティリティで1本5万8000円+税という、スーパーな価格のクラブなのですが、果たして性能もスーパーなのか。打って確かめてみましょう!

ひと昔前のショートウッドよりもヘッドが大きい。クラウンはカーボン製

【ミヤG】
比較対象は自分の7番ウッドになりますが、ヘッドサイズは「スーパー ハイブリッド」のほうが大きいです。そのうえショートウッドよりもシャフトが1インチ以上も短いから、構えた瞬間からやさしく打てそうに感じます。では、打ってみます!

【ツルさん】
ミヤG、よく飛んでいますよ。昔なつかしいミヤG所有の「Vスチール」の7番ウッドよりも10ヤードはラクに飛ばせています。

【ミヤG】
ボール初速がよく出ていて、スピン量が少なめ。そのおかげでよく飛んでいるみたいです。シャフトも長くないので、やはりショートウッドよりも打ちやすい。めちゃ簡単です!

【ツルさん】
僕が打っても、すごいボール初速が出ました。フェースの反発性能がめちゃくちゃいい! ただし、この「スーパー ハイブリッド」は純正シャフトが40グラム台と軽量で、なおかつフレックスの種類がないユニフレックスの設定。タイミングが取りやすくて、芯に当てやすいのですが、僕がしっかり打つとシャフトが戻ってきません。右にスッポ抜ける球が多かったです。とはいえ、ヘッド性能のポテンシャルはかなり高いですね。

【ミヤG】
どれぐらいのヘッドスピードのゴルファーが対象ユーザーになりそうですか?

【ツルさん】
ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の人向けだと思います。この純正シャフトがハマれば、かなり飛ばせるお助けクラブになると思いますよ。僕が気になったのは、フェース面、スコアライン、フェースのトップラインが平行に見えなくて、アライメントを取りづらいところ。それと、スイング中にヘッドを重く感じてしまうところでした。このあたりが修正されて進化すると、将来的にもっとスゴイものが出てきそうな気がしました。大きな可能性を感じさせるクラブですね。

高初速・低スピンで、飛距離性能が非常に高い。ショートウッドが苦手な方にも◎

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ スーパー ハイブリッド
●番手(ロフト角):3番(20度)●シャフト:ディアマナ h45 ●硬さ:UNI

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド Vスチール フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):7番(21度) ●シャフト: ●硬さ:M.A.S.プラス(S)

ツルさん:タイトリスト 818 H1 ハイブリッド
●ロフト角:20度(21度を調角)●シャフト:Tour AD DI ハイブリッド 85 ●硬さ:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

キャロウェイ
フェアウェイウッド級の飛びとやさしさ
発売日:2019/12/13 参考価格: 63,800円