やさしさとストロークのしやすさを融合 オデッセイ ストロークラボ ブラックシリーズ テン
【ミヤG】
このパターは、「アレに似ている!」と話題になっているモデルですよね。
【ツルさん】
ヘッド形状は、テーラーメイドの大ヒットしたパター「スパイダー ツアー」にそっくりです。ただし、こちらにはスチールとカーボンの複合シャフトが採用されていて、シャフト中間部分が軽く、ヘッドとグリップ側が重くなっています。それが「ストロークラボ」シリーズの大きな特徴です。
【ミヤG】
「ストロークラボ ブラックシリーズ テン」(画像右)と「スパイダー ツアー ブラック」(同左)を並べて見比べてみると、ヘッドの縦横の大きさはほぼ同じ。ヘッド形状はオデッセイが角張っていて、シャープな雰囲気になっていますね。オデッセイは中央の白いアライメントラインが太く、ボールを打ち出す方向を定めやすくなっています。個人的には、オデッセイのほうが好みです!
【ツルさん】
実際にボールを打ってみた感じは、どうです?
【ミヤG】
ヘッドをストレートに動かしやすくて、とても安定感があります。フェース面の「ホワイト・ホット マイクロヒンジ★(スター)インサート」は、ちょうどいい柔らかさで打感もグッド! やさしく打てるし、フィーリングも良くて好印象です。
【ツルさん】
僕は普段から「スパイダー ツアー」をエースパターとして使っていますが、高慣性モーメント設計によるヘッドの安定感は「スパイダー ツアー」と同等だと思います。打感にも、それほど両者には差がありません。
【ミヤG】
ヘッドの見た目だけでなく、打った感じも似ていますよね。
【ツルさん】
大きく違うところは、やはり“振り感”ですね。ストロークラボのパターには、カウンターバランスに似た効果があります。ヘッド重量のある高慣性モーメントのヘッドでも、スムーズにテークバックできるのが長所だと思います。繊細なタッチが必要とされる高速グリーンでも、このパターなら自分の感性をいかしながら安定して打てます。
【ミヤG】
ツルさんのエースパターが、このオデッセイに変わるかも?
【ツルさん】
自分で購入してコースでも使ってみましたが、この独特の“振り感”には慣れが必要なんだと思います。僕の場合、たまに転がりすぎるというか、打ちすぎるミスが出ました。やさしいのは間違いないので、もう少し試してみようと思っています。
【ミヤG】
パターが苦手な人は、試してみる価値があるモデルなんじゃないでしょうか。僕も欲しいです!
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。