高級感があるユニークな新構造モデル テーラーメイド トラス パター
【ミヤG】
テーラーメイドから一風変わった新形状の「トラス パター」シリーズが登場しました。ブレード型2種類とマレット型2種類の全4モデルが展開されています。
【ツルさん】
シャフトとヘッドをつなぐネック部分の形状が、鉄橋などに使われているトラス(三角形)構造になっているのが商品名の由来だそうです。この独自のデザインによって、インパクト時のヘッドのねじれを80%、抑制する効果があるのだとか。直進性や打感が良くなるそうですよ。
【ミヤG】
試打するモデルは、ブレードタイプの「トラス TB1 トラスヒール パター」とマレットタイプの「トラス TM2 トラスセンター パター」です。
【ツルさん】
変わったカタチのパターなので、キワモノ系の安っぽいモデルかと思っていたのですが、実際に手に取ってみると、思いのほか高級感があってデザイン性が高い。3万6000円+税という価格なりの所有感が得られますね。では、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
ブレード型とマレット型の2モデルを試打してみたところ、個人的にはマレット型のほうが好みでした。「TM2」はツノ型になっていて方向を定めやすいし、少しヘッドが小ぶりです。ストロークに集中しやすく感じられるのが気に入りました。
【ツルさん】
僕もマレット型の「TM2」のほうが好みでした。良いところを挙げると、シャフトの延長線上にフェースセンターが位置しているため、センターシャフトのパターのように芯に当てやすく感じられるところですね。ただし、インパクト音が「ピキン!」という高音で、この打感は個人的には苦手でした。
【ミヤG】
2モデルでは、打感が少し違いますよね。ブレード型の「TB1」のほうが低めの打音になっていて、打感だけで選ぶなら、ブレード型がいいです。そもそも、このトラス構造の効果って、どうなんでしょう。面白い発想だとは思いますが、僕はあまり恩恵を感じられなかったです…。
【ツルさん】
こういう特異な形状をしているなら、もっと明確な性能向上のフィードバックがほしくなりますよね。構えたときにトラス構造のネック部分が目に入ってくるので、その点でも違和感は否めません。ただし、パターはゴルファーの主観や好みが大きく反映されるクラブ。このパターがハマる人もいると思いますよ。
■ 試打したクラブのスペック
テーラーメイド
トラス TB1 トラスヒール パター
トラス TM2 トラスセンター パター
●ロフト角:3度●ライ角:70度
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。