新製品レポート

高初速フェース搭載のシンプルヘッド プロギア 02 アイアン

2020/08/17 05:00
シャープで構えやすく、やさしく打てるというプロギアの「02 アイアン」を試打

【ミヤG】
「プロギア IRONs(アイアン)」という新シリーズから登場した「02 アイアン」は、7番アイアンのロフト角が29度。同シリーズの「01 アイアン」よりも2度ストロングロフトの設定になっています。このアイアンもバックフェース部がすっきりしていて、上品なデザインに仕上げられていますね。

【ツルさん】
ボディは軟鉄、フェースは高強度のマレージング鋼。L字型のフェース設計とフェース裏側下部に設けたグルーブ(溝)によって、薄い当たりでもボール初速が得られるようになっているそうです。トウ側にはタングステンが搭載されていて、フェースセンター重心、低重心化が図られています。前回試打した「01 アイアン」と比較しながら試打レポートしていきましょう!

「01アイアン」(左)と比べると大きさはほぼ同じセミラージサイズ。ネック部分は「02」の方が少しスッキリして見える

【ミヤG】
ヘッドの大きさは、「01 アイアン」とほとんど変わりません。構えてみると、「02 アイアン」のほうがヘッドのヒール側が薄く見えて、個人的にはこちらのほうが好みです。では、打ってみます!

【ツルさん】
ミヤGは、「02 アイアン」のほうがまっすぐ飛ばしやすそうですね。

【ミヤG】
「01 アイアン」より約10ydも飛ばせるし、左方向へのミスが出にくい。引っかけグセのある自分にとっては、「02 アイアン」のほうが安心して打っていけます。

【ツルさん】
僕が打っても、ミヤGと同じように「01 アイアン」よりも約10yd飛ばせました。2度のストロングロフトに加えて、マレージングフェースによる反発の良さが効いています。「01 アイアン」と比べるとスピン量は少なめで、打ち出し角はほぼ同じ。こうやって弾道計測すると、ヘッドの低重心化による効果もはっきりと分かります。

【ミヤG】
アイアンの飛距離としては、飛びすぎず、飛ばなさすぎずで、ちょうどいい。打感は弾き系ですが、そんなに悪くないです。

【ツルさん】
「01 アイアン」の打感が究極なまでにやわらかいので、この「02 アイアン」に持ち替えるとフェースが弾きすぎているような感覚を僕は持ちました。とはいえ、それがボールの初速性能の高さにも表れているので、仕方がない部分かも知れませんね。

【ミヤG】
どんな人にオススメですかね?

【ツルさん】
すっきりしたデザインのアイアンが好みで、なおかつアイアンでも少し飛ばしたい人。ミヤGのように引っかけのミスを嫌う人にも使いやすそうです。「02 アイアン」は6番からPWまでの5本セット。ストロングロフトの設定ですが、一般的なヘッドスピードのアマチュアであれば、6番からなら無理なく球を上げて飛ばせると思います。

打感はやや弾く感じだが、そのぶん初速性能が高い。打球の高さも十分。シンプルなデザインのアイアンでもう少し飛ばしたい人に最適

■ 試打したクラブのスペック

プロギア 02 アイアン
●番手(ロフト角):7番(29度)●シャフト:スペックスチールIII Ver.2 ●フレックス:M-43 (S)

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

プロギア
発売日:2020/08/07 参考価格: 104,500円