コースで結果を出せる直進性と寛容性 ピン G425 アイアン
【ミヤG】
2020年10月に発売された「G425 アイアン」は、前作「G410 アイアン」の後継モデル。「G410」の発売が19年3月でしたから、約1年7カ月ぶりの新モデル登場ということになります。
【ツルさん】
この新製品レポートでは、昨年5月に「G410」を取り上げているんですが、前作のことはまだよく覚えています。まず、「G425」は前作と比べてバックフェース部がカッコ良くなりました。バッジ部分は、G425シリーズのウッドとデザインを統一したブラック基調。バッジも大きくなって、より洗練されたように見えます。
【ミヤG】
ヘッド自体は大きいですが、それほどグースは強くありません。トップブレードはきちんと面取りされているので、全体的にすっきりして見えます。こういうヘッド形状の良さは、前作「G410」から引き継がれていますね。
【ツルさん】
打ってみると、やっぱり簡単! とにかく直進性が高く、打ち出した方向にまっすぐにボールが飛んでいってくれます。試打レポートとしては、以前に取り上げた「G410」とほぼ同じですね。その記事を読んでもらえばいいかも(笑)
【ミヤG】
僕が打つと、球がつかまりすぎてしまいます。フックまではしないけど、強めのドロー弾道。ターゲットよりも左15yd地点にバツグンの安定感で飛んでいきます。
【ツルさん】
「G425」は、前作よりも少し球をつかまえやすくなっているそうです。高慣性モーメント設計の大型ヘッドのアイアンを打つと、右方向にまっすぐ飛ばしてしまう人が多いからでしょうね。
【ミヤG】
打ち出しから球が高く上がるのも、「G425」の大きな特徴ですよね。
【ツルさん】
7番アイアンでロフト角が30度。このロフト設定は、前作から変わっていません。番手ごとの距離を打ち分けて、高い球でグリーンをしっかりととらえる。そういうコースでのプレーヤビリティを保ちつつ、ミスヒットにめっぽう強くて寛容性が高い。スコアを出すためのやさしいアイアンとしては、もうこれで完成形でしょうね。アイアンが苦手な人や初心者にも超オススメできるモデルです。
■ 試打したクラブのスペック
ピン G425 アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT TOUR WHITE ●硬さ:S200
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。