ナイスショットの確率が高まる! テーラーメイド SIM2 MAX アイアン
【ミヤG】
SIMシリーズがSIM2シリーズになって、アイアンもモデルチェンジしました。「SIM2 MAX アイアン」は、7番のロフト角が28.5度の飛び系モデル。ロフト設定は前作の「SIM MAX アイアン」と同じですが、何が変わったんですかね?
【ツルさん】
前作は、バックフェース部のポケットが大きく見えるメカニカルなデザインでした。「SIM2 MAX」では新たに軽量ポリマーの大きなバッジが使われていて、中空構造のようになりました。バックフェース部に一体感が出て、デザイン的にもすっきりしましたよね。
【ミヤG】
構えてみると、大きめのヘッドと厚めのトップブレードが目に入ってきて、いかにもやさしく打てそうな雰囲気。ただし、少しフェースが左を向いているようにも感じます。
【ツルさん】
僕の場合は、フェースがカブって見えるというよりも、フェースを立てるようにインパクトして、強い球が打てそうな印象を受けます。実際に打ってみて、どうですか?
【ミヤG】
飛びますね~。自分が使っている「MP-5 アイアン」の5番よりも、「SIM2 MAX」の7番のほうが確実にまっすぐ遠くへ飛ばせます。自分では当たりが悪いと思ったミスショットでも、弾道はナイスショットになっています。寛容性がめちゃ高い!
【ツルさん】
テーラーメイドが作るハイテク系のアイアンは、本当に直進性と寛容性が高い。ミスに強くて曲がらないアイアンが欲しいという人には、とりあえずこのアイアンをオススメしたい。ナイスショットの確率が高まりますよね。
【ミヤG】
構えたときには左に飛ぶんじゃないかと警戒しましたが、意外と球がつかまりすぎません。どちらかいうと、プッシュ系のミスが出ました。
【ツルさん】
そうは言っても、ミヤGが打ったボールは狙ったところから10ヤードも右にズレていませんでした。このアイアンなら、ミスしてもグリーンはキャッチできると思います。大きめのヘッドでやさしく打てるタイプなんだけど、リーディングエッジが面取りしてあって、ヘッドを上から打ち込んでも地面に刺さりにくい。そういうところも魅力的なモデルです。
■ 試打したクラブのスペック
テーラーメイド SIM2 MAX アイアン
●番手(ロフト角):7番(28.5度) ●シャフト:KBS MAX MT85 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100S アイアン
●番手(ロフト角):7番(31度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ:X
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。