安定したハイドローを打ちやすいブリヂストンの未発表ドライバー「B2」
【ミヤG】
まだメーカーから正式な情報は出ていませんが、ブリヂストンの「B2」ドライバーは前回試打した「B1」の兄弟モデルだと思われます。デザインのテイストは「B1」と同じで、見た目はカッコいいです!
【ツルさん】
「B2」には、「B1」に採用されているソール最後部のウェイトポートがなく、ヒール側後方に固定型のウェイトが装着してありますね。ヘッド形状も「B1」とはずいぶん違っています。
【ミヤG】
「B1」は、構えたときに左に引っかけにくそうに感じるモデルでした。それに対して「B2」は、どことなく球をつかまえやすそうな雰囲気。でも、フックフェースというわけではなく、フェースはターゲットに真っすぐ向けやすいです。
【ツルさん】
上からヘッドを見たときにヒール側にボリュームがあって、球を包み込んで打てそうなフトコロ感もあります。そのおかげで、球をつかまえて打てそうな印象を受けるんですね。ヘッド全体の均整がとれていて、個人的にはとても構えやすいです。では、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
うわっ! イメージしていた以上に球がよくつかまります。持ち球のドローを打ちやすいですが、左に曲がりすぎるミスも出ました。けれど、ボール初速を出しやすいし、飛ばしやすいです。
【ツルさん】
インパクトの手前から、オートマチックにヘッドがターンします。これが「B2」のいちばんの特徴でしょう。「B1」よりもクラブ重量が軽く感じ、シャフトも全体的にしなやか。そのおかげで、軽やかにフィニッシュまでクラブを振り抜いていけます。シャフトのしなり特性でも、球のつかまりと弾道の高さを補助してくれているようです。
【ミヤG】
スライサーがボールを右に逃がすことなく、ハイドローをイメージして打てるドライバーだと感じました。フッカーに合いそうな「B1」とは正反対の性能です。
【ツルさん】
スピン量が少なすぎないところは、どちらのモデルにも共通していますね。ドロー系のボールを打ってもスピン量が減りすぎないので、ドロップする心配がないし、キャリーを出せるのでチーピンにもなりにくい。弾道計測すると、こういうスピン量だと飛ばないように思えてしまいますが、実際にコースで使うとそれほど飛距離は変わらないし、安定性は増します。ロフトとシャフトのチョイスで、自分が飛ばせる適正スピン量を求めていければいいですね。
■ 試打したクラブのスペック
ブリヂストン B2 ドライバー(未発表モデル)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Diamana BS-50 ●硬さ:R
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S
ツルさん:タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:ATTAS DAAAS 6 ●硬さ:X
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。