新製品レポート

高く上がって直進性もいい飛び系 ブリヂストンの未発表アイアン「213HF」

2021/08/09 05:00
ブリヂストンの未発表アイアン 「213HF」を試打

【ミヤG】
今回試打するのは、現時点(8月9日)ではまだ正式発表されていないブリヂストンの新アイアンです。ヘッドに記されているモデル名は「213HF」となっています。ヘッドサイズは大きめで、ソール幅も広め。まっすぐにやさしく打てそうなモデルですね。

ヘッドは大きめだが、スッキリと見えるようにデザインされている

【ツルさん】
バックフェースを見ると、ウッドに採用されているブリヂストンの独自テクノジー「サスペンション・コア」が搭載されているようです。「FORGED」の刻印が見てとれるので、おそらくボディのみが鍛造製造、フェースには反発性が高い素材が使われているのだと推測できます。モデル名から察するに「ツアーB JGR HF3 アイアン」の後継モデルのように思えますが、とにかく打ってみましょう!

【ミヤG】
ストロングロフトに設定されているようで、打ってみるとよく飛びます。直進性がとても高く、左右のブレ幅も抑えられていました。本当に簡単に飛ばせるモデルですね。

【ツルさん】
試打した印象としては、やはり従来モデルの「JGR HF3」にかなり近いです。弾きのいいフェース素材なのだと思いますが、おそらくフェース裏側には振動吸収材が入っていて、比較的やわらかい打感を実現しています。あとはミヤGが指摘しているとおり、直進性が高く、まっすぐ飛ばしやすいです。

【ミヤG】
ヘッドは大きめですが、オフセットが少なくて、すっきりしたヘッド形状です。構えやすさにこだわりつつ、できるだけ曲げずに飛ばしたい人にはいいモデルかも。

ソール幅は広いが、接地面積を減らすように削られていて、抜けが良さそう

【ツルさん】
ストロングロフトのわりに打ち出し角が高く、スピンも適度に入るところは好印象です。きちんと球が上がってグリーンに止めやすい性能になっています。また、ソールにはボリュームがありますが、リーディングエッジは面取りしてあって、トレーリングエッジ側も大きめに削りが入っています。大型ヘッドですが、芝の上での抜けは悪くないと思いますよ。

飛距離性能の高さに加えて、スピンが適度入って球が上がりやすいので、グリーンに止まる球が打てそう

■ 試打したクラブのスペック

ブリヂストン 213HF アイアン(未発表モデル)
●番手:7番 ●シャフト:N.S.PRO 850 neo ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT TOUR WHITE ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。