現代的にアップデートされた本格マッスル ミズノプロ 221 アイアン
【ホッシー】
ミズノプロから2022年シリーズとして3モデルのアイアンが発売されました。今回試打する「ミズノプロ 221 アイアン」は、単一素材(S25CM)による軟鉄鍛造の完全なるマッスルバック。小ぶりのヘッドでソール幅も薄くなっています。
【ツルさん】
ミラー仕上げのヘッドにはクラシックな雰囲気もあって、本当にキレイですよね。「ミズノプロ 221」の特徴は、トップブレードに厚みを持たせた逆テーパーブレード設計になっているところ。近年のボールは低スピン化しているため、ヘッドの重心を高くすることでスピン量を増やす効果を狙ったものです。このあたりが現代的にアップデートされている部分ですね。
【ホッシー】
いざ構えてみると、トップブレードの厚さは気にならないですね。
【ツルさん】
トップブレードの後方側に削りが入っていて、あまり厚く見えないようにも工夫されています。では、打ってみましょう!
【ホッシー】
やはり打感がイイですね~。それに加えてヘッドの操作性が良くて、まさにマニュアルタイプのアイアンです。まっすぐに飛ばしたり、ミスを助けてくれたりするモデルじゃないです。7番アイアンであれば、なんとか打ちこなせるのですが、僕のスキルだとちょっと厳しいですね…。
【ツルさん】
メーカーが公言しているとおり、まさに「ザ・マッスルバック」です。自分が狙ったところに、自分がイメージした球筋でボールを運ぶ。それが「ミズノプロ 221」の用途です。使い手にそのスキルがないと、このアイアンの性能を持て余してしまいます。
【ホッシー】
でも、このアイアンがキャディバッグに収まっていたら、カッコいいですよね~(笑)
【ツルさん】
スキルが高い人向けのモデルであることは大前提だけど、「ミズノプロ 221」のカッコ良さや打感を目当てに、購入して使ってみるのも全然アリだと思いますよ。このシリーズからはオンラインでも販売されることになったので、購入しやすくもなりました。ゴルフが好きなら一度は使ってみてもいいかもしれません。こういうモデルを使いこなしているプロのすごさが分かると思います(笑)
■ 試打したクラブのスペック
ミズノプロ 221 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:ダイナミックゴールド HT ●硬さ:S200
■ マイクラブ情報
ホッシー:ピン i500 アイアン
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:R300
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2019)
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S200
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは46m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのドロー、アイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。