やさしく飛ばせるスコア直結型 キャロウェイ ローグST MAX アイアン
【ホッシー】
今回から4回にわたって、「ローグST」シリーズで展開されている4つのアイアンを試打していきます。まずは、スタンダードモデルに位置付けられる「ローグ ST MAX アイアン」からスタート! こちらは7番のロフト角が27.5度に設定されています。
【ツルさん】
ヘッドは面長で大きめ。トップブレードは厚く、しっかりとグースが付けられています。キャロウェイのアイアンには、オーソドックスな形状のヘッドにやさしさを備えた「APEX」シリーズがありますが、ローグSTシリーズはヘッドの見た目からして、全面的にやさしさと飛びに注目したモデルだと分かりますね。
【ホッシー】
僕がエースアイアンとして使っているキャロウェイの「X FORGED STAR アイアン」と比べると、かなりボッテリしている印象を受けます。正直、見た目は好みではありません(笑)。
【ツルさん】
でも、打ってみると、寛容性の高さと曲がりにくさを実感できるんですよ。ロフトのわりに打ち出しから球がよく上がってくれるし、本当に曲がりが少ない。ミスヒットしてもボールがグリーンにかじりついてくれるようなモデルです(笑)。
【ホッシー】
それに、フェースの弾き感がスゴイ!
【ツルさん】
弾いている音がするし、ボールが素早く飛び出している感覚もあります。でも、不思議とやわらかな手応えを感じられますよね。僕はコースで試打したこともありますが、屋外だと打音はそれほど気になりませんでした。
【ホッシー】
確かに手応えは悪くないです。それに、何度打っても大きなミスが出ないし、ツルさんが言うように球がそろいますね。実際にコースで使ったときに恩恵を感じられそうなモデルです。
【ツルさん】
ローグSTシリーズのアイアンにはAI設計の「FLASHフェースSS22」が採用されていて、番手ごとに打ち出し角、初速、スピン量が最適になるように開発されています。アイアンセットとして使いやすくなっているのも魅力なんです。多くの人が7番アイアンしか試打できない環境にあるので、その良さが伝わりにくいとは思うのですが…。
【ホッシー】
スコア重視で100切りや90切りを目指している人に、ぜひコースで試してみてほしいモデルですね。
【ツルさん】
ローグSTシリーズには「ローグ ST MAX OS アイアン」という兄弟モデルが用意されています。次回はそちらを試打して、「ローグST MAX」との違いを検証してみましょう!
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ ローグST MAX アイアン
●番手(ロフト角):7番(27.5度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 95 ●硬さ:S200
■ マイクラブ情報
ホッシー:キャロウェイ X FORGED STAR アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S300
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。