新製品レポート

これぞ“キングオブ打感” フェースに吸いつく プロギア「01 アイアン」

2023/06/12 07:00

プロギアが誇るフラッグシップモデル「プロギアアイアン」シリーズ。それぞれ明確なターゲットを設けた「00」「01」「02」「03」「05」の5機種が展開されている。なかでも「01 アイアン」はツアープロの意見を取り入れ、上級者向けの性能に進化したという。操作性に優れた軟鉄鍛造モデルをギア知識豊富なミタさんが解説。また、ゴルフテックでコーチを務めるヨシダくん(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)の2人が試打してクラブの性能を評価する。

クラブの特徴は?

よりシャープな形状になった軟鉄鍛造アイアンを試打

【ミタさん】
今日はカッコイイクラブを紹介します。プロギアの「01 アイアン」です。

【シオさん】
カッコイイだけでなく、日本のメーカーならではの品質の高さとさらに高級感を感じます

【ヨシダくん】
ちなみに初代は2020年に発売されましたよね?

【ミタさん】
はい、今作が2代目です。

【シオさん】
前作も男前なマッスルバックでしたが、2代目は何が変わったんですか?

【ミタさん】
2023年モデルは浅めのハーフキャビティになっています。ただし、前作は全体的に丸みがありましたが、今作はトウ側の頂点やネック部分のエッジを立たせているため、見た目はシャープです。トップブレードも前作は6.2mmでしたが、今作は5.5mmまで薄くしています。

【ヨシダくん】
男前がさらにシュッとした感じですね

ソール形状は接地面積が少なくなるように工夫されている

【シオさん】
性能はどこが変わりましたか?

【ミタさん】
フェースの肉厚を変えています。ダウンブローの傾向が強いアスリートゴルファーに合わせてソールから17~21mmのエリアを厚くしているため、軟鉄鍛造の打感がさらに重厚になりました。さらに、重心位置は前作よりも1.2mmセンターに寄っており、限りなくフェースのセンターに近いポジションになっています。

【ヨシダくん】
このアイアンを使いこなせたら、カッコイイですね

【ミタさん】
さっそく2人に打ってもらいましょう。

試打した印象は?

構えると小ぶりでシャープな印象。アスリートが好む形状に仕上げられている

【ミタさん】
ロフトは7番で32度とクラシックなロフト角です。

【シオさん】
私の年代だと、アドレスでこれくらいフェースが見えるロフトは落ち着きますね

【ヨシダくん】
めちゃくちゃ良い顔していますね

【ミタさん】
打った印象はどうでしたか?

試打データシオさんとヨシダくんの「01 アイアン」(7番32度)試打データ

【ヨシダくん】
びっくりするくらい打感がやわらかいです。他メーカーのマッスルバックよりもワンランク上のやわらかさだと思いました。あと、アドレスした瞬間にダウンブローで打つイメージが出るのが良いですね。

【ミタさん】
形状をシャープにしているだけでなく、前作よりもトウ側とヒール側の高低差をつけたことで、アイアンらしく打ち込んでいく感覚を出しやすくなった印象です。

【ヨシダくん】
素材は普通の軟鉄ですか?

【ミタさん】
一般的な軟鉄鍛造アイアンは「S25」という素材が使われることが多いですが、このアイアンは「S20C」という炭素の含有量が少ない軟鉄を使っています。ミズノのアイアンなどにも使われていますが、「S25」よりもさらにやわらかい打感になっていると思います。

【ヨシダくん】
普通の軟鉄鍛造とは違うなと思いました。打感は満点です!

【ミタさん】
シオさんはどうでしたか?

トウ側にボリュームを持たせることで、重心位置がフェースセンター寄りに

【シオさん】
私も打感は満点です。それと、思っていたほど難しくないことに驚きました

【ヨシダくん】
たしかに、見た目以上に打ちやすかったです。

【ミタさん】
慣性モーメントが大きめのポケットキャビティと比較すると、芯は狭くてミスヒットにはシビアです。ただし、重心をフェースセンター寄りにしたことで、芯で打ちやすくなっていて、一定の技術があればやさしく感じると思います。

【シオさん】
決して飛ぶタイプのアイアンじゃないけど、ボールを押せる感覚もありました

【ミタさん】
打点部分が厚くなったことで、フェースにボールが乗る感覚が生まれたのだと思います。

【ヨシダくん】
その感覚があったので、フェードとドローを打ち分けやすかったです。

【シオさん】
本気のプロギア、すごい名器を生み出しましたね。

まとめ

2人そろって“打感”は5点満点。操作性と寛容性を両立したバランスの良い本格派アイアン

【ミタさん】
アイアンの形状や打感にこだわりを持つ玄人ゴルファーにオススメの「01 アイアン」。打点のバラツキが大きい人には向いていないですが、平均スコア80台以下の中・上級者だと芯に当てやすいので、難しく感じることはないでしょう。ロフト通りの適正飛距離が出るのでタテ距離も合わせやすいし、バックスピンとロフト角で打球が上がるため高さも出せます。狭いグリーンや高速グリーンなど、難しいコースを攻めやすいアイアンです。

【ヨシダくん】
今までミズノプロ一筋だったベテランゴルファーにも、ぜひ試してほしい1本です。

■ 試打したクラブのスペック

プロギア 01 アイアン
●番手(ロフト角):7番(32度) ●シャフト:N.Sプロ モーダス3 105 ●硬さ:S

■ ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

■ ヨシダくん プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

■ シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

プロギア
感性を刺激する、アスリートライン。さらに精度を増した、操作性、打感。
発売日:2023/03/10 参考価格: 126,500円