新製品レポート

「ウッドとの打感がそろうアイアン」フォーティーン FH900 フォージドアイアン

2017/05/01 08:00

球筋を操作しながら、距離をきっちり打ち分けられる

【ミーやん】こちらの『FH900 フォージドアイアン』は、フォーティーンが「プレミアム・ツアーモデルアイアン」と銘打っているモデルです。ヘッド素材はS20Cの軟鉄鍛造。キャビティバック形状ですが、キャビティの中央部に厚みを持たせてあるデザインが特徴的です。

【ツルさん】バックフェースのデザインが、とてもかっこいいですね。ヘッドは大きすぎず、小さすぎず、アスリートが違和感なく構えられるシャープな形状です。7番アイアンでは、ショートアイアンやウェッジにつながるトップラインの丸さが感じられます。ストレートネックですが、球がつかまりやすそうに見えます。

【ミーやん】アドレスすると、フェースは大きめに見えますが、セットアップした見た目は中上級者向けの佇まいです。「しっかり打っていこう」、という気分にさせられますね。では、打ってみます!

【ツルさん】ミーやん、ナイスショットです。計測値はどうでしょう?

【ミーやん】自分のアイアンよりも『FH900 フォージドアイアン』のほうが少し飛んでいます。ロフト角は自分のアイアンのほうが1度立っているのですが…。誤差の範囲内ですかね?

【ツルさん】ボクも自分のクラブと打ち比べてみましたが、少しだけ『FH900 フォージドアイアン』のほうが飛んでいるようです。メーカーは「初速感のある爽快な打感」をアピールしていますが、打感だけではなくて実際にボール初速が少し上がるのかもしれません。

【ミーやん】室内打席ということもあって、ボクは正直、打感についてはイマイチよく分かりませんでした。でも、初速感があると言われると、うーん…確かにそうかもと思えます(笑)。ヘッドの性能的には、やはり中上級者向けですよね?

【ツルさん】対象ゴルファーは、アベレージスコアで90を切れるぐらいのスキルを持った人でしょう。ヘッドの入れ方をコントロールして、弾道の高低、ドローやフェードを打ち分けたい人が使うと、性能の良さを実感できるモデルです。『FH900 フォージドアイアン』は、これまでゴルファーから良い打感とされてきたマイルドな打感ではなくて、ウッドにもつながる打球感を備えているところが斬新です。ボクは、けっこう好感触でした。

【ミーやん】標準シャフトとして、ダイナミックゴールドNSプロ モーダス3 ツアー105が用意されているのもアスリートライクでいいですね。

■ 試打クラブのスペック

フォーティーン FH900 フォージドアイアン
番手:7番(ロフト角33度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(フレックスS)
発売日:2017年3月7日、価格:6本セット税抜120,000円(税込129,600円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(7番ロフト角32度)、日本シャフト NSプロ 950GHフレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(7番ロフト角32度)、日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(フレックスS)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

フォーティーン
研ぎ澄まされたプレミアム・ツアーモデルアイアン
発売日:2017/03/17 参考価格: 129,600円