ラクに振るとちょうどいい ゼクシオ テン ドライバー
フェースの弾きと適正スピン量で飛ばせる
【ミーやん】
大人気クラブ「ゼクシオ」の10代目となる最新モデルが、いよいよ12月5日に発売されます。ドライバーヘッドのクラウンは、見た目にも鮮やかなブルーが採用されています。構えてみると、ほんの少しだけフックフェース。右には飛ばなさそうに見えて、スライサーには安心感がありそうですね。
【ツルさん】
フェースの反発エリアが従来モデルよりも34%広げられていて、アマチュアゴルファーが芯に当てやすいように新開発した純正シャフトが装着されています。ヘッドとシャフトの相乗効果で“芯を食う”モデルになっているそうですよ。従来モデルよりもシャフトが0.25インチ長くなっていますが、クラブ総重量は約2グラム軽くなっています。
【ミーやん】
打ってみると、ゼクシオサウンドは健在ですね。いかにも飛んでいきそうな爽快な打球音が気持ちいいです。打ち出しから、球もよく上がってくれます。普段から球が上がりづらいボクには、ありがたい弾道です。
【ツルさん】
適正なバックスピン量で、球が適度に上がってくれて弾道が安定します。それにフェースの弾きがとても良くて、ボール初速を出しやすいです。クラブの総重量は、純正シャフト「MP1000」のフレックスS装着時で約275グラムと超軽量ですが、嫌なスカスカ感はありません。ヘッドがちゃんと効いていて、打ち応えも確保されていますね。
【ミーやん】
ラクに振ると、高弾道でつかまった球を打つことができて結果がいいです。けれど、しっかり振りにいくと右に飛ばしてしまう傾向にありますね。
【ツルさん】
シャフトは、フレックスSでもかなり軟らかいです。ヘッドスピードの速い人が振ると、シャフトがしなり戻らないままインパクトを迎えて右に飛ばしてしまいます。僕もミーやんと同じようにプッシュしがちだったので、インパクトでフェース向きを合わせて球を押さえ込むように調整して打ちました。なので、計測値は打ち出し角が低くなっています。
【ミーやん】
純正シャフト「MP1000」のフレックスSだと、ヘッドスピードの上限は40m/sぐらいまででしょうか。ゼクシオ テンのドライバーには、約20グラム重い専用シャフト「ミヤザキ ワエナ」を装着したミヤザキモデルが用意されています。しっかり振りたいゴルファーは、ミヤザキモデルのほうが安定して飛ばせそうですね。
■ 試打クラブのスペック
ダンロップ ゼクシオ テン ドライバー
ロフト角:10.5度、シャフト:ゼクシオ MP1000、フレックス:S
発売日:2017年12月5日、価格:税抜80,000円(税込86,400円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:S)
ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー 2017年モデル(ロフト角:10.5度、シャフト:UST マミヤ アッタス パンチ 6、フレックス:X)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。