新製品レポート

女子プロが好みそうなUT ゼクシオ テン ハイブリッド

2017/12/06 05:00

アベレージ向けながらアイアンのように構えられる

アベレージゴルファーの頼もしい中距離砲「ゼクシオ テン ハイブリッド」を試打レポ

【ミーやん】
ゼクシオが日本のみならず世界で展開され始めたことに合わせて、ネーミングが「ユーティリティ」から「ハイブリッド」に変わりました。ゼクシオは海外でも人気が高まっていて、ゼクシオ全体の売り上げの約4割が、アジアを中心とした海外市場での売り上げだそうです。

グースの度合がちょうどよく、アイアンみたいに構えられる

【ツルさん】
ゼクシオ テン ハイブリッド』では、前作と比べ番手表記とロフト角が変更されていて、番手ごとの飛距離差を作りやすくなっています。細かいところですが、ゴルファーには好ましい改善点ですね。今回試打するのは、ロフト角20度のH4です。では、ミーやんから試打をどうぞ!

【ミーやん】
ユーティリティでも、ゼクシオらしい弾きのある爽快な打球音がします。計測値を見るとボールスピードが速くて、よく飛んでいます! スピンが適度に入ってくれるので、球が上がるし安定感もあります。ゼクシオ テンのシリーズは、ボクにはどのクラブも好相性です。なぜか、うまく打てちゃいます。

【ツルさん】
ネックからフェースにつながる部分の見え方や、グースの度合いがちょうど良くて、アイアンのように構えて打ちやすいクラブです。前作の『ゼクシオ ナイン』よりもヘッド後方の丸みがトウ側に移動したこともあって、よりアイアンライクになりました。実際に打ってみても、ラインを出すように打ちやすいですね。

【ミーやん】
ボクの場合、横から払い打たなければいけないフェアウェイウッドは得意じゃないので、このユーティリティはとても打ちやすいです。上から打ち込んでも、ちゃんと球が上がってくれるのがありがたいです。

【ツルさん】
僕は、ゼクシオ テン シリーズのなかで、このユーティリティがいちばん気に入りました。ミーやんが言うように、飛距離を稼げるし、球が上がりやすくて安定感があります。女子プロにも好まれそうな性能のクラブです。

【ミーやん】
女子プロに良さそうってことは、男性アマチュアにもバッチリ合うクラブってことですね。

【ツルさん】
160ヤード以上の距離が残ったときに、とても頼りになるクラブだと思います。ただし、以前にも言いましたが、ゼクシオ テンの純正シャフトはフレックスSでも軟らかめです。ユーティリティはシャフトが短いので少ししっかり感がありますが、ヘッドスピード43m/s前後の人なら、重めのシャフトが装着された「ミヤザキモデル」も検討したほうがいいでしょうね。

全体的に高評価だったハイブリッド。飛距離不足な女子プロが使うかもしれない

■ 試打クラブのスペック

ダンロップ ゼクシオ テン ハイブリッド
番手:4H、ロフト角:20度、シャフト:ゼクシオ MP1000、フレックス:S
発売日:2017年12月9日、価格:税抜38,000円(税込41,040円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:キャロウェイ RAZR X TOUR ユーティリティ(ロフト角:21度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH、フレックス:S)
ツルさん:ピン G30 ハイブリッド(ロフト角:22度、シャフト:三菱ケミカル フブキ AX h400、フレックス:X)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

ダンロップ
番手別設計で、大きな飛びと方向性を両立
発売日:2017/12/09 参考価格: 41,040円