新製品レポート

7番で200yd超え! プロギア egg アイアン PC

2018/01/21 05:00

球がつかまって上がる、超・飛び系アイアン

ルール限界に挑んだエッグアイアンを試打レポート

【ミーやん】
egg(エッグ)シリーズのアイアンには、飛びを追求して開発された2モデルが用意されています。今回試打するのは、ラージヘッドで深いポケットキャビティが特徴の『egg アイアン PC』です。7番アイアンでロフト角25度という超ストロングロフトで、シャフトの長さも一般的な5番アイアン相当。なおかつ偏肉設計のフェースによって、初速性能をルール限界に近づけているそうです。

構えてみると、ほぼユーティリティの形状

【ツルさん】
egg アイアンはヘッドのカラーリングが従来の黒からシルバーに変わり、パッと見は普通のアイアンに近づきました。けれど、『egg アイアン PC』はソール幅がとても広くて、なおかつフェースの高さも低く抑えられていて、まるでユーティリティのようなヘッド形状です。でも意外と、アドレスするとヘッドがスッキリして見えます。うまい具合に、構えやすく作られていますね。

【ミーやん】
打感は、「ビシャーン!」という典型的な弾き系です。試打クラブの7番のスペックは、飛び系ではない一般的な5番アイアンと同程度ですが、それ以上に飛距離が出るし、ヘッドがブレないやさしさが感じられます。何度打っても、本当に球が曲がらないです。

【ツルさん】
幅広ソールにタングステンが内蔵されていて、ヘッド後方からの“押し感”が強いです。それが曲がりづらさに貢献していると思いますね。7番アイアンで約200ydを打てる飛距離性能には驚きましたが、それが何度でも再現できる安定性の高さにもビックリです。

【ミーやん】
球が気持ちよく上がってくれるし、ミスヒットにも強いです。この『egg アイアン PC』は、やさしく打てるアイアン型ユーティリティのセットと言ったほうが良さそうなモデルですね。

【ツルさん】
それと特徴的なのは、それほどグースが強くないヘッド形状なのに、打ってみると球がよくつかまるところ。僕が何も意識しないで打つとフック系の球筋になるので、試打計測する際には少し逃がし気味に打ちました。高弾道を打ちたいスライサーには、とても扱いやすい性能だと思いますよ。とにかくまっすぐ遠くへ飛ばしたいという人にも、強くオススメできるモデルです。簡単さの性能ではピカイチですね。

コンセプトどおり「飛距離」と「やさしさ」の項目で満点の評価

■ プロギア『egg アイアン PC』のスペック

番手:7番、ロフト角:25度、シャフト:オリジナルカーボン M-43CB(S)、発売日:2017年9月、価格:4本セット税込103,680円

■ マイクラブ情報

ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

プロギア
発売日:2017/09 参考価格: 103,680円