新製品レポート

小ぶりヘッドでも抜群の安定感と飛び プロギア RS フォージド アイアン

2018/07/25 05:00
プロギアのアスリート向けブランド「RS」シリーズから登場した「RS フォージド アイアン」

【ミヤG】
この「RS フォージド アイアン」は、けっこうヘッドが小ぶりなんですね~。構えてみると、完全にアスリート向けのモデルです。

シャープで小ぶりなヘッドとストレートネックが特徴

【ツルさん】
そもそもプロギアには、やさしく飛ばせるシリーズとして「egg」がありますからね。RSシリーズの新しいアイアンは、前モデルよりヘッドが小型化されて、よりアスリートライクな見た目になっています。「RS アイアン」と「RS フォージド アイアン」の2モデルが用意されていますが、今回試打するフォージドは、よりコンパクトなヘッドでストレートネックのモデル。でも、これが意外と飛ばせるんです。とりあえず、ミヤGから打ってみてください。

【ミヤG】
マイルドな弾き感がって、弾道計測してみるとツルさんの言うとおり、よく飛んでいます! 自分が普段使っているアスリート向けアイアンよりも、キャリーで15ヤードも飛ばせました。少しロフトも立ち気味なんですかね?

【ツルさん】
7番でロフト角が30度なので、アスリートモデルとしては立ち気味ですが、今どきのアイアンとしては標準的なロフト設定です。打ち出しから問題なく球が上がってくれるし、適度にスピンも入ってくれて、いい弾道が打てますよね。僕は以前にコースでも試打しましたが、直線的に飛ばしやすいことにも驚きました。ヘッドが小ぶりなわりに、ブレづらいんです。

【ミヤG】
何度打っても同じような球が出るし、安定性が高いですよね。ただ、僕には球のつかまりが良すぎるようで、フック気味の弾道になることが多かったです。

【ツルさん】
球をつかまえやすいモデルだと思いますが、僕の場合は持ち球のドローを打ちやすくて好感触でしたよ。弾きのいいマレージング素材のフェースなのに、フェースの裏側に「フラッシュワン」という独自の振動減衰材が内蔵されていて打感も心地いいですね。

【ミヤG】
構えたときに、トップブレードが少し厚すぎるように感じるんですよね~。見た目では、そこだけが不満です。

【ツルさん】
トップブレードは厚めなほうが、当たり負けしなさそうに見えていいと言う人もいるんですよ。そのあたりは個人の好みでしょう。いやはや、これだけシャープな小ぶりヘッドで、なおかつ少し飛ばせて、安定感のあるアイアンは今までなかったように思いますね。こういう性能が、今後のアスリート向けアイアンのメインストリームになると思います。打ってみると先進性を感じるし、実際に扱いやすい。僕はとても気に入りました!

アスリート好みの小ぶりなヘッドながら、安定感と飛距離性能を備える

■ 試打したクラブのスペック

プロギア RS フォージド アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:スペックスチール III Ver.3 ●フレックス:S

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド AMT ツアー ホワイト ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

プロギア
発売日:2018/07/13 参考価格: 123,120円