新製品レポート

がっつり叩きたい人のための長尺 フォーティーン CT-518 ドライバー

2018/08/01 05:00
ルールギリギリの長尺ドライバー「CT-518」が登場

【ミヤG】
手にして構えてみてビックリ! ルール上限(※クラブ全長はパターを除き48インチを超えてはならない)ギリギリの長さに設計された長尺ドライバーだけあって、めちゃ長いですね~。

ヘッドはシャローフェースで投影面積も大きめ

【ツルさん】
クラブ長は47.75インチあります。46インチのバージョンも用意されていますが、長尺ドライバーの先駆メーカーであるフォーティーンの長尺モデルですから、こちらがメインモデルになるでしょうね。さっそく、ミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
普段、自分が使っているドライバーとの長さの違いがスゴすぎて…。当たると長尺効果で自分のドライバーより飛んでくれましたが、打点を安定させづらくて、いまひとつ方向性が安定しませんでした。

【ツルさん】
長尺ゆえの難しさは感じますよね。僕はもともと長めのドライバーが苦手なので、インパクトのタイミングを合わせるのに苦労しました。この「CT-518 ドライバー」は、ロフト角10.5度のモデルでヘッド体積が450cc。そのわりにシャローフェースでヘッドが平べったく、投影面積が大きいのが特徴になっています。やさしく打てそうな雰囲気はあるのですが、実際に振ってみるとかなりハードです。

【ミヤG】
クラブ自体に重さを感じます。頑張って打たないと、フィニッシュまでクラブを振り切れません。このドライバーで18ホールを完走するのは大変そうです。

【ツルさん】
標準シャフト「FT-15d」のSフレックスだと、クラブ総重量が298グラム、バランスがD6となっています。これを普段どおりの自分のスイングテンポで振り切るには、それなりのパワーが必要です。

【ミヤG】
これだけ長尺であれば、自分のドライバーより20ヤードぐらい飛ぶようになるのかと思いましたが、そこまでうまくいかないもんですね。

【ツルさん】
このドライバーには、標準シャフト「FT-15d」のほかに4種類のシャフトが用意されているんです。僕は「FT-15d」のしなりのタイミングが自分のスイングに合わず、まっすぐ打つのに苦労したんですが、他のシャフトだと芯に当てやすくなるのかも。ミヤGも違うシャフトを試せば、もっとうまく飛ばせるようになるかも知れませんよ。いずれにせよ、47.75インチ仕様はパワーのある人向け。一般的な体力のゴルファーには46インチ仕様のほうが、結果も良くなるんじゃないかなと思います。

ルールギリギリの長尺で飛距離性能は抜群だが、体力と技術が求められる

■ 試打したクラブのスペック

フォーティーン CT-518 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:FT-15d ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i25 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:PING PWR 65 ●フレックス:TOUR S

ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー(2017)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 75 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

フォーティーン
発売日:2018/06/09 参考価格: 68,040円