新製品レポート

構えやすくなって+2.5番手の飛び ヤマハ インプレス UD+2 アイアン

2018/10/24 05:00
進化したヤマハのぶっ飛びアイアン「インプレス UD+2 アイアン」

【ミヤG】
これがウワサの2番手飛ぶというアイアンですね。僕は初めて打つので、どれくらい飛ぶのか非常に楽しみです! ロフトが立っているだけじゃなくて、シャフトも少し長めなんですかね?

前作よりもソールの出っ張りが少なくなり、アイアンらしい形状になった

【ツルさん】
7番のロフト角が26度、シャフト長は37.75インチ。この設定は前作から変わっていなくて、一般的な5番アイアン相当のロフト角とシャフト長になっています。とはいえ、今はストロングロフトの飛び系アイアン全盛の時代なので、一般的なアイアンのロフト角がどれくらいとは言いづらくなっていますが(笑)。とにかく、ミヤGから打ってみてください。

【ミヤG】
うひょ~、めちゃ飛びですよ。まさにプラス2番手の飛びです。いや、もうちょっと飛んでるかな?

【ツルさん】
自分が使っている7番アイアンよりもキャリーで約30ydも飛んでいるし、これって5番アイアンよりも飛んでいます。プラス2.3~2.5番手ぐらいかな? ロフトが立っているだけでなく、L字型のカップフェース構造が採用されていてフェースの弾きもいいんですよね。これだけストロングロフトなのに、打ち出しが高くて適度にスピンが入るのも好印象です。この計測器だとランが多めになりますが、実際にはグリーンに着弾してすぐに止まってくれると思いますよ。

【ミヤG】
弾くフェースのわりに、打感はそれほど悪くないですよね。ミスヒットにも強くて、芯を外して打っても当たり負けしない感じ。アイアン型ユーティリティみたいにやさしく打てます。

【ツルさん】
打感が前作よりもブラッシュアップされたように思いますね。それに、寛容性はアイアン型ユーティリティと同等ですが、ヘッド形状はよりアイアンらしくなりました。アドレスしたときの目線から、ソールのトレーリングエッジ側があまり出っ張って見えないようにもなっています。この部分を気にするゴルファーはけっこう多いので、新モデルでは改善されたというべきでしょう。

【ミヤG】
自分のアイアンよりもずいぶん軽くて、ちょっと振りすぎちゃいますね(笑)

【ツルさん】
振っても持ちこたえてくれる超軽量のスチールシャフトですが、ミヤGが使うと物足りなく感じるかも知れないですね。ドライバーのヘッドスピードが42m/s以下の人向けだと思います。前作は大ヒットしましたが、新モデルは性能がさらにブラッシュアップされています。今回も売れそうですね~。

飛距離性能は文句ナシ。グリーンに止めるための高さとスピン量も確保されている

■ 試打したクラブのスペック

ヤマハ インプレス UD+2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(26度) ●シャフト:NSプロ ゼロス7 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

ヤマハ
やさしく高弾道でグリーンを狙える
発売日:2018/10/05 参考価格: 103,680円