新製品レポート

飛びのポテンシャルを秘めた“新生HONMA” TW747 460 ドライバー

2018/10/31 05:00
シャフトを回さずに弾道調整できる「P-SAT」を搭載したTW747 460 ドライバー

【ミヤG】
本間ゴルフの新しいドライバーには、ネックに調整機能が搭載されました。新しい技術が採用されているみたいですが、どんな特徴があるんですかね?

見た目は「イマドキの大型ヘッド」という印象

【ツルさん】
シャフトを回さずに、シャフト先端内部のアダプターを回すことでロフト角とライ角を調整できるようになっています。精密にスパインを管理する「P-SAT」(Precision Spine Alignment Technology)と名付けられていますが、もともと本間ゴルフでは「パーフェクト スイッチ」という名称でこの方式を採用していました。その進化版が復活採用されたといえますね。これはシャフトのスパイン(背骨部分)を6時の方向に揃えることで、均一性を高めることを目的としたものなんですが、これを説明しだすと長くなるので、とにかく打ってみましょうか(笑)

【ミヤG】
現代的な形状の大型ヘッドですね。普段からピンのドライバーを使っている僕には、まったく違和感なく構えられます。打ってみると、どうも自分の感覚と試打結果が合いません。試打結果のほうが、あきらかにイイんですよねぇ。

【ツルさん】
ミヤGの球は、そんなに曲がっていないし、飛んでいますよ。ただ、ミヤGにはシャフトが合っていないのかも。

【ミヤG】
どうも僕にはタイミングを取りづらくて、打点がバラついてしまいます。でも、曲がり幅は20ヤード以内に収まっていました。実は、かなりミスヒットに強くて、やさしいドライバーなのかも知れませんよね。それにしてもツルさんは、よく飛んでいますね~。

【ツルさん】
かなりスピンが少なくて、そのうえボール初速を出しやすい!とても飛ばしやすいドライバーだと思いますよ。クラウンには東レ製のリブ付き軽量カーボンが業界初採用されているらしいのですが、きっとその効果もあると思います。

【ミヤG】
本間ゴルフ謹製の純正シャフト「VIZARD for TW747」については、どうですか? そこまで硬く感じないので、僕のヘッドスピードでちょうどいいぐらいだと思いますが、僕がうまく打ったときには、なぜか左に飛んでしまいます。

【ツルさん】
振っていると、中調子でクセのないシャフトのように感じますが、どうやら手元側と先端側がしなるダブルキックみたいです。自然と違和感なく振れますけど、最後にひと押しして、球をつかまえてくれます。そのあたりがミヤGには合わないんでしょうね。

【ミヤG】
この純正シャフトとは別に「VIZARD」にはカスタムシャフトが2種類あるようなので、僕が使うならその2つから選ぶことになりそうです。ツルさんは、このままいけそうですか?

【ツルさん】
もし自分が使うなら、シャフトはもう少し吟味したいですね。今回の「TW 747 460」のヘッドは、かなり飛びのポテンシャルが高いです。実際に僕も使ってみたくなりましたし、2019年度はコレがちょっとしたブームを引き起こすかも知れませんよ。要注目のドライバーです!!

自分に合うシャフトを選べば最強のぶっ飛びドライバーになるかも?

■ 試打したクラブのスペック

本間ゴルフ TW747 460 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:VIZARD for TW747 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i25 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:PING PWR 65 ●フレックス:TOUR S

ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー(2017)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 55 ●フレックス:SX

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。