純正カーボンが好相性な簡単アイアン テーラーメイド M6
【ミヤG】
前回試打した「M5 アイアン」と比べると、「M6 アイアン」はヘッドが大きく見えてグースも強め。やさしそうに感じられますが、いくぶんボッテリした雰囲気も否めませんね。
【ツルさん】
「M6 アイアン」は、とにかく『やさしくまっすぐ』飛ばせるように開発されているモデル。シャープなヘッド形状が好きなミヤGのタイプじゃないと思いますが、やさしく打てそうに見えるのなら、それこそメーカーが意図したところ。「M5 アイアン」と比べて、ブレードは10mmも長くなっています。
【ミヤG】
見た目は苦手だけど、打ってみると好印象なんですよねぇ(笑)。 本当に簡単にまっすぐ飛ばせるし、打感も爽快で悪くないです。
【ツルさん】
イヤな弾き感がなくて、しっかりした打感に仕上げられていますよね。7番で28.5度というストロングロフト設定ですが、打ち出しから球がよく上がります。兄弟モデルの「M5 アイアン」も直進性が高い優秀なモデルでしたが、「M6 アイアン」はそれ以上のやさしさ。ロフト角に対して球を上げやすいし、なおかつ曲がらない!!
【ミヤG】
無鉄砲に飛ぶのではなく、スピンも適度に入るみたいで、この弾道ならグリーンにも止められそうです。それと、この純正カーボンシャフトが打ちやすい!軽量でラクに振れるうえに、普段はスチールシャフトを使っている僕が打っても物足りなさを感じなかったです。
【ツルさん】
純正シャフトの「Fubuki TM6 2019」は、しなり感が絶妙ですよね。シャフト中間から先が動いてヘッドを走らせてくれるし、上からヘッドを入れたときにはボールを押し込むようにも打てます。「M6 アイアン」のヘッド性能をいかしてくれる、やさしいシャフトだと思います。
【ミヤG】
軽量スチールからカーボンに乗りかえたいと思っている人に、僕はオススメしたいです。
【ツルさん】
「M5 アイアン」と「M6 アイアン」は、どちらもミスに強く、まっすぐ飛ばしやすいのが魅力のモデル。すっきりしたヘッド形状が好きな人で、そこまで飛距離を求めない人や、しっかりとヘッドを打ち込む人には「M5 アイアン」がオススメ。できるだけ簡単に飛ばしたい人、ボールを払い打つタイプの人にはこの「M6 アイアン」がいいと思います。
■ 試打したクラブのスペック
テーラーメイド M6 アイアン
●番手(ロフト角):7番(28.5度) ●シャフト:Fubuki TM6 ●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。