安定感のある構えやすい大型ヘッド ピン G410 フェアウェイウッド
【ミヤG】
G410シリーズのフェアウェイウッドには3モデルが用意されていて、こちらはスタンダードなタイプ。ヘッドはそこそこ大きくて、なによりも特徴的なのはソールが真っ平らなところ。アドレスすると、ペタッと地面にソールが貼り付くような印象を受けます。
【ツルさん】
ビックリするぐらいにフラットなソールですよね。地面に置いたときの据わりがいいし、フェース面もビシッとターゲットを向いてくれます。なによりもヘッド形状がとてもキレイ! ヘッド後方のヒール側が絞られているようなシェイプになっていて、洋ナシっぽい雰囲気があります。個人的な好みですが、僕の場合は丸型ヘッドよりも、こういう形状のフェアウェイウッドのほうが構えやすく感じられます。では、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
よく飛びますね~。僕がこれまでに試打したなかで歴代2番目に飛びましたよ! 「G410 フェアウェイウッド」の3番ウッドはロフト角が14.5度の設定ですが、球は問題なく打ち出しから上がってくれました。スピン量も多からず、少なからずかな。
【ツルさん】
僕が普通に打つと、スピン量は3300回転ぐらい。今どきのスプーンとしては平均的なスピン量で安定した球筋になりました。うまくヘッドをシャローに入れて打つと、2800回転ぐらいの飛ばせる低スピン弾道も打てますね。扱いやすい、ちょうどいい性能です。
【ミヤG】
球がほどよくつかまり、かといって左に行くわけではない。本当にちょうどいい感じのモデルです(笑)
【ツルさん】
どちらかと問われると、引っかけづらいタイプのヘッドだと思います。でも、性能的に優等生なヘッド。いろんな人から高評価を受けそうですよ。
【ミヤG】
このスタンダードなモデルのほかに、球のつかまりがいい「G410 SFT」と低スピンが打てる「G410 LST」も用意されていますが、多くの人はこのモデルで良さそうですよね。
【ツルさん】
とりあえず、コレを選んでおけば間違いない(笑)。ただ、僕はこのペッタンコのソール形状が少し気になりますね。平らなライからだと何も感じませんが、左足上がりのライで打ったときにソール後方が地面に当たるんじゃないかと心配になります。ピンは実戦での試打テストを行ったうえでクラブ開発していると思うので、おそらく問題はないでしょうけど…。これも見た目から受ける印象ですね。
■ 試打したクラブのスペック
ピン G410 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(14.5度) ●シャフト:ALTA J CB RED ●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ピン i20 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:PING TFC 707F ●フレックス:S
ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ75 ●フレックス:S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。