新製品レポート

ネック調整機能を初搭載した扱いやすいUT ピン G410 ハイブリッド

2019/06/24 05:00
ネックにロフト角とライ角の調整機能を搭載した「G410 ハイブリッド」

【ミヤG】
今回試打するのは、G410シリーズにラインアップされている最新型のユーティリティ!なんですけど、僕はウッド型のユーティリティに苦手意識があるのでほとんど使ったことがなくて…。こういうクラブに関しての知識が、まったくありません。前モデルから、どこが変わったんでしょうか?

前作より少し大きくなったヘッド。スクエアに構えやすい

【ツルさん】
ピンのウッド型ユーティリティは、前シリーズの「G400 ハイブリッド」までは接着式のネックでした。それがG410になってロフト角とライ角を調整できる調整ネックになっています。それが前作との大きな違いですね。ミヤGはウッド型が好きじゃないかも知れませんが、ちょっと試してみてださい!

【ミヤG】
ウッド型とはいえ、アイアンみたいに打ち込んでもいい球が打てるクラブです。それによく飛んでいます。自分が普段使っている単品の4番アイアンとの距離差がスゴイです(笑)。自分が5番アイアンの上の番手として使うなら、ロフト角26度の5番ユーティリティでいいかもです。

【ツルさん】
フェースの弾きの良さと球の上がりやすさは、ウッド型には敵わないと思いますよ。「G410 ハイブリッド」は、とにかく構えやすくて、打つ前から好印象です。フェース面とトップラインがばっちり平行に見えるので、スクエア感を出しやすいですね。

【ミヤG】
クセのないクラブですよね。まっすぐに打ちやすくて、オフセンターヒット時の寛容性も高いと思いました。

【ツルさん】
打ってみると、あまりに簡単なのでビックリしました。前作よりもヘッドサイズが少しだけ大きくなって慣性モーメント値がアップしているそうですが、ヘッドがブレづらくて、めちゃやさしく打てます。

【ミヤG】
球もつかまえやすいですよね。まっすぐに打ちやすいけれど、球筋を操作できる感覚もあります。

【ツルさん】
番手なりのスピンが入るので、ぶっ飛び系のユーティティではないです。でも、そもそもユーティリティはグリーンに止まる球を打ちたいクラブ。距離の長いパー3やパー4のセカンドショットで威力を発揮してくれると思います。誰にでも扱いやすい優秀な性能なので、いろんなタイプのゴルファーにオススメできます! ただし、ミヤGのようなゴルファーにはアイアン型の「G410 クロスオーバー」のほうが打ちやすく感じるかもですね。

飛距離と寛容性が高く、多くのゴルファーにマッチしそう。操作性も残されている

■ 試打したクラブのスペック

ピン G410 ハイブリッド
●番手(ロフト角):4番(22度) ●シャフト:ALTA J CB RED ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:タイトリスト AP2 712 アイアン
●番手(ロフト角):4番(23度) ●シャフト:N.S.PRO モーダス3 ツアー 120 ●フレックス:S

ツルさん:タイトリスト 818 H2
●ロフト角:23度 ●シャフト:Tour AD DI ハイブリッド 95 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

ピン
発売日:2019/03/21 参考価格: 34,560円