新製品レポート

難しすぎない大きめマッスルバック スリクソン Z-FORGED アイアン

2019/07/01 05:00
勝みなみも使用するマッスルバック「スリクソン Z-フォージド アイアン」

【ミヤG】
スリクソンの「Z-FORGED アイアン」は今シーズン絶好調の女子プロ、勝みなみが愛用しているモデルです。

ブレードアイアンとしてはやや大きめのヘッド。難しそうな印象は受けない

【ツルさん】
男子のPGAツアーではマッスルバックを好んで使う選手が多いですが、国内女子ツアーでは珍しいですよね。けれど、「Z-FORGED」の実物を手に取って少し納得しました。こういうブレードタイプにしては、意外とヘッドが大きめなんです。

【ミヤG】
構えてみると、ネック部分からフェースへつながるラインがキレイ。トップブレードが長めに感じられて、ツルさんの言うようにヘッド自体も大きく見えます。そのおかげで構えたときから「もうムリ!」って感じはしないです(笑)。僕にも打てそうな気がしますよ。では、打ってみます!

【ツルさん】
ミヤG、ナイスショットですね。感触はどうですか?

【ミヤG】
ヘッド素材にS20Cの軟鉄が使われていて、打感はやわらかいですね。こういったタイプのアイアンですから、やはり操作性もいいですよ。

【ツルさん】
ブレードタイプとはいえ、打ってみるとそれほど難しさは感じません。ヘッドサイズが大きめなおかげで機敏に動きすぎることがなく、打ちやすさはハーフキャビティに近い。同シリーズの「Z785アイアン」と比べて、どちらにするか迷う人が出てきそうですね。

【ミヤG】
打ち出しの高さやスピン量は、ロフト角33度の7番アイアンとしては平均的な数値でした。飛距離もロフトなりですね。「Z785 アイアン」は7番のロフト角が32度なので、それよりは飛距離が少し落ちそうです。

【ツルさん】
「Z-FORGED」と「Z785 アイアン」のどちらをチョイスするかは、構えたときのヘッドの見た目とか、芝の上から打ったときの微妙なソールの当たり具合の違いだとか、そういったところで決めるといいと思います。人生で一度はブレードアイアンを使ってみたかったという人が、バックフェースの見た目の美しさに惹かれて買っちゃっても、このモデルなら後悔はしないと思います。

それほど難しくないので「はじめてのマッスルバック」に最適。当然、操作性も高い

■ 試打したクラブのスペック

スリクソン Z-FORGED アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー120 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。