サドルタイプの見た目も履き心地も“お値段以上” エコー「S-カジュアル」試し履きレポート
最新ゴルフシューズを気ままにレビューする季節もの連載。今回から、ゴルフテックコーチの300ヤードヒッター稲場智洋が、スイング技術担当として加入。シューズマニア室井、元中古ショップ店長の桂とともに新シューズ3兄弟を結成した。「25秋冬モデル編」の第6回はエコー「S-カジュアル」だっ!
目次
- 「S-THREE」と同じミッド・アウトソール
- 「スニーカー3:ゴルフシューズ7」のハイブリッド
- アスリートゴルファーも満足できるグリップ力
- カカト側の低さは好き・嫌いがわかれるかも!?
- 気になるサイズ感は?
- 3人の評価はいかに
- 製品スペック
「S-THREE」と同じミッド・アウトソール
【桂】
今回、試し履きするのはエコーの「S-カジュアル」。前回紹介した「ストリートレトロ」と同じ2万円台のエコーです。
【室井】
2万円台でもちゃんとエコーの性能を感じました。足を入れた瞬間の感覚、履き心地がすごく良い。エコーの名作「S-THREE」と同じミッドソール、アウトソールを使っています。
【稲場】
「S-THREE」はどういうシューズなんですか?
【室井】
エコーの中でいちばんオススメのシューズです。創業以来、“最高の履き心地”を追求しているエコーのクッション性、歩行性、足裏の感覚を最も感じられます。エコーが初という方に買って欲しい一足です。
「スニーカー3:ゴルフシューズ7」のハイブリッド
【室井】
僕たちのような一般アマチュアだとすごく良いシューズなのですが、アスリートゴルファーの稲場さんはどうでしたか?
【稲場】
前回紹介した「ストリートレトロ」とは全然違いました。どちらもスニーカーとゴルフシューズを融合したシューズですが、「S-カジュアル」の方がゴルフシューズ感が強いです。
【桂】
スニーカーとゴルフシューズの割合で言うと、どのくらいですか?
【稲場】
前回の「ストリートレトロ」はタウンユースとしても履けるので5:5くらいの印象でしたが、「S-カジュアル」はスニーカー3:ゴルフシューズ7という感じでした。
【桂】
ミッドソールが足のアーチにそってくれているので、本当に疲れないゴルフシューズでした。
【室井】
エコーのミッドソールはツマ先側が少し低くなっていて前傾している。だから足裏の接地感がいい。
【桂】
私は今、エコーの「LT1」を履いているのですが、「LT1」の履き心地にも近いと感じました。
アスリートゴルファーも満足できるグリップ力
【桂】
ヘッドスピード50m/s以上でも使えそうですか?
【稲場】
全く問題ないと思います。横方向の体重移動にも強いですし、縦方向の荷重でも安定しています。グリップ力が高いのでパワーヒッターでも思い切り振れますね。
【桂】
朝露で濡れているラフから打っても問題なく打てました。
カカト側の低さは好き・嫌いがわかれるかも!?
【稲場】
すごく完成度が高いシューズだと思いますが、唯一気になったのがカカト側が浅いこと。カカト体重で打つタイプの人は気になるかもしれません。
【室井】
前足側はしっかりホールドしてくれましたけど、たしかにカカト側は低めです。
【桂】
私は全然気にならなかったです。歩きやすいし、スイング中も気になるところがない。悪いところがないゴルフシューズでした。
【室井】
カカトの高さについては意見がわかれるかもしれません。
気になるサイズ感は?
【桂】
サイズ感はどうでしたか? 僕はいつも通りでした。
【室井】
私は普段のエコーよりも1つ上げて41。指まわりはゆとりがあるシューズでしたけど、ワンサイズ大きめでもちょうどいいフィット感でした。
【稲場】
私は「ストリートレトロ」と同じ42で問題なかったです。
3人の評価はいかに
製品スペック
●発売日:発売中
●鋲タイプ:スパイクレス
●締め付けタイプ:レース
●アッパー素材:ECCOパフォーマンスレザー
●重さ:約380g(EUサイズ41片足)
●サイズ:24.5cm(EUサイズ39)~28.0cm(EUサイズ45)
●幅:EEE相当
●カラー:ホワイト/サフラン、ホワイト/マリン、ブラック/スティール
撮影/有原裕晶
撮影協力/ベルセルバカントリークラブ 市原コース