マーク金井の試打インプレッション

ロイヤルコレクション RCスター fdドライバー

2007/09/04 10:00

打ってみると?

試打スペックはロフト10.5度の純正Rシャフトと、9.5度の純正Sシャフト。Rの計測スペックは重量が299.7グラムでバランスがC9.5。リアルロフトが12.5度で振動数は232cpm。Sシャフトはクラブ重量が305グラムでバランスがD1.5。リアルロフトが11.75度で振動数は256cpm。ワッグルするとどちらも手元がしっかりしていて、先端側のしなりが大きめ。典型的な先調子の仕上り。

まずRから打ち始めてみたると、一発目から驚くぐらい高弾道。ロフトの多さに加えて、シャフトのしなりも影響しているんだろう。ヘッドスピード40m/s前後でもグングン上がる。スピンもやや多め。見た目通り3番ウッドで打ったような球がオートマチックで打てる。Sに持ちかえても弾道は変わらず。シャフトがしっかりするが、上がりやすさは変わらず。フェース中央付近で捕らえると、打出しは16~17度と高く、スピン量は3000回転弱。ボクが気合いを入れて打つとやや吹き上がるが、ヘッドスピードを落として打つと、ちょうどいい高さ。メーカーの意図通り、ヘッドスピードが遅めの人が飛ぶ弾道を打ちやすく仕上がっている。

そして、ロイコレらしさを感じるのが打感。ゆっくり振ってもフェースにボールが適度に食いつき、心地良い手応えが手に伝わる。

純正シャフトはR、Sとも弾き系。ゆったり切り返すと、ダウンからインパクトにかけてシャープにしなり戻る。叩きに行こうとするよりも、軽く振るイメージでスイングした方がシャフトが心地良く走ってくれた。スイートエリアは体積相応だが、芯を外しても球が上がりやすい。池越え、谷越えが苦手な人心強いドライバーである。

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ロイヤルコレクション
初・中級者でも使えるロイコレブランド
発売日:2007/05 オープンプライス