マーク金井の試打インプレッション

ダンロップ Z725ドライバー

2012/09/18 20:15

構えてみると?

ダンロップのプロ、アスリート向けブランドのスリクソン。今回のモデルチェンジでドライバーは体積が異なる3タイプのヘッドをラインアップ。どのタイプも、つかまり過ぎないイメージでアドレスしやすく、ディープフェースで力強さをアピールしている。今回試打するのはメインモデルとなるZ725。ヘッド体積は425CC。アドレスするとややトウ側にボリューム感があってフッカー好みの顔付きだ。ヘッドはハイバック形状で塊感が強く、体積よりもやや小さく感じる。フェースの厚みは約55ミリ。それほどディープではないが、クラウン部分が凸状に膨らんでおり、アドレスするとディープ感があって迫力があり、「叩いても吹き上がらない」イメージを上手く演出している。

フェースは小顔で重心距離が短くなる設計だ。慣性モーメントを大きくしてスイートエリアを広げることよりも、重心距離を短めにして「操作性」を高めたい意図が強く窺える。
ソール後方のトウ側とヒール部分には重量調整ネジが付いている。このネジ重量の配分を変えることで重心距離、そしてヘッド重量を調整できる。加えて、このモデルからシャフトを脱着方式でフェース角、ライ角、ロフト角が12通り変えられるようになった。メーカー資料によると、調整機能を利用することで弾道変化の幅は約37ヤードとなっている。

シャフトもバリエーションが豊富。純正シャフトに加え、MIYAZAKIケーナシリーズ(4種類)を選べるようになっている。今回、シャフト脱着方式による弾道調整機能が付加されたが、クラブで一番大事なのは基本性能。新しいスリクソンはどんなドライバーなのか?どんなゴルファーにマッチするのか?じっくりテストしてみたいと思う。

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ダンロップ
中断道でコントロールして攻める
発売日:2012/09 オープンプライス