マーク金井の試打インプレッション

エスヤード T.388 ドライバー

2012/11/20 09:00

打ってみると?

試打クラブはロフト9.5度。シャフトは純正のS。グラファイトデザイン社と共同開発されており、シャフトの手元側にはツアーADと同じ横縞模様がデザインされている。アドレスするとフェースはほぼスクエア。シャフトは手元がしっかりしており、中間から先端にかけてしなりを感じる。硬さの目安となる振動数は256cpm。アベレージ向けドライバーのSとして硬めの設定だ。長さは45.25インチ(※ヒールエンド計測)。総重量は309.3gでバランスはD3。

素振りでシャフトの硬さをチェックしてから1発目からしっかりスイングしてみると・・・「スパーン」という分厚い手応えとともに、ボールは低めの弾道で飛び出した。弾道はストレート。見た目通りスライサー向けではなく、真っ直ぐ打てば、真っ直ぐ飛んでくれる。ヘッドの挙動はニュートラルかつ無駄な動きがない。重心が浅めなんだろう。スピンが少ない弾道がオートマチックに打てる。

クラブでスライスを軽減させることよりも、自分の意志が伝わりやすいドライバーである。インサイドから少しあおって打てばドロー。アウトサイド・インの軌道で打てばフェードが打てる。

弾道計測すると打ち出しが低めで低スピン弾道。いい感じで捉えると打ち出し角は11度前後で、スピン量が2400~2700回転。重心が浅めなことに加え、リアルロフトが少ないことも打ち出し角を低くしているようだ。

純正シャフトのSは、切り返しで中間部分がしなり、ダウンからインパクトにかけてはムチのようにシャフトがしなり戻る。典型的な先中調子だ。ヘッドに比べると、シャフトはつかまりを意識した設計がなされている。

エスヤードというとアマチュア向けブランドというイメージが強いが、このT.388はまったくそのイメージに当てはまらない。マッスルバックアイアンのような顔の良さや打感にこだわり、そして中上級者が低めの低スピン弾道で飛距離を稼げるドライバーである。

クラブを計測してみると?≫
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エスヤード
ほどよくつかまる美人顔
発売日:2012/11 参考価格: 92,400円