マーク金井の試打インプレッション

グラビティゴルフ ワクチン コンポ GR51k

2013/04/02 10:45

シャフトの挙動

シャフト試打で使うヘッドはテーラーメイドのグローレ。ヘッドが軽めなので長尺シャフトと相性が良いタイプだ。シャフトが脱着できるので同じヘッドで異なるスペックを試打できるのもいい。

まずはSRから試打。ワッグルすると手元側が少ししなり、中間部分はやや硬めだ。実際に打ってみてもフィーリングは変わらない。切り返しで手元側がクイッとしなってヘッドが遅れるが、中間部分のしなりは控えめ。インパクトゾーンではシャフトの弾き感が強い。シャフトの先端部はほどよくしなり戻るので、高めの弾道を打っていきやすい。スピンはやや多すぎず、少なすぎず。45.75インチでもシャフトがしなり過ぎる感じがなくて、しっかり叩けるシャフトである。

続いてSシャフト。こちらは硬くなった分だけ手元剛性が上がっているが、切り返しでは手元が少ししなる。中間部分のしなりが少ないので長尺でもシャフトの挙動をコントロールしやすい。Sはダウンスイングでグイッとヘッドが遅れるようにしなるタイプではないので、自分である程度タメを作れる人の方がタイミングを取りやすいし、シャフトの良さを引き出せるだろう。こちらも軽量シャフトとは思えないほど力強いインパクトの感触が味わえるし、芯を喰うと効率よくボール初速を稼げるシャフトだ。

弾道計測してみると、打ち出しはやや高めで中ぐらいのスピン量だ。SRよりもSの方がスピン量を少し減らせる。方向性に関してはニュートラル。アウトサイド・イン軌道でカットに打てばスライス、インからあおればフック。長尺でも操作性が良いシャフトである。今回は45.75インチでテストしたが、46インチ以上でも扱い良さを感じる。「ワクチン コンポ GR51k」は、長尺効果で飛距離を稼ぎたいゴルファーにはかなり魅力的なシャフトだ。

シャフトを計測してみると≫
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グラビティゴルフ
発売日:2013/04 参考価格: 84,000円