金谷多一郎のクラブ一刀両断

「ストレートボールでキャリーが伸びる」カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー

2017/07/01 05:00
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.5
飛距離 直進性 コスト感 打感 やさしさ
5 5 4 4 4
つかまり 弾道高さ 構え易さ 操作性 デザイン
4 5 5 4 5

「カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー」を試打してみたいと思います。名前の「829」は反発係数0.829を示していて、ルール上限ギリギリの反発性能を持ったルール適合ドライバーということです。

まず、特徴としてはソールに溝が切られていて、たわみ効果が得られるという点です。そしてソール後方には2つのウエイトが装着されていて、ヘッドの深重心・低重心化が図られています。

構えてみると、フェースが非常にシャローで、クラウンもフラットです。そのため、投影面積が大きくて安定感がありますね。ヘッドの座りがいいので、地面に置けば正しい姿に構えられますから、アベレージゴルファーにとっては、うってつけの構えやすさがあると思います。

打ってみると、打球感と打球音が本当に気持ちいいですね。46インチなりに重量感があるので、あわてずにゆったりと切り返して、インパクトゾーンに向かって思いっきりヘッドを走らせれば、つかまった高弾道のストレートボールが打てました。

今回「カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー」を打ってみて、感心したのは、長尺なりに自然なライ角とフェース角になっていることです。素直に構えられるところが、カタナらしい、出来の良いドライバーだなと思いました。

自分の使っている他クラブとの重量マッチングを考えながら、このドライバーのスペックを選べば、気持ち良く無心に振るだけで、高弾道のストレートボールをオートマチックに打てると思います。

カタナ
反発係数ルールぎりぎりのドライバー
発売日:2017/03 参考価格: 84,240円