金谷多一郎のクラブ一刀両断

「構えやすく弾道がバラつかない」テーラーメイド M3 460 ドライバー

2018/04/07 11:30
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.6
飛距離 直進性 コスト感 打感 やさしさ
5 4 4 5 4
つかまり 弾道高さ 構え易さ 操作性 デザイン
5 4 5 5 5

今回は「テーラーメイド M3 460 ドライバー」を試打してみたいと思います。

まず目に入るのは、ソールに搭載されたY字形の弾道調整機能「Yトラック」です。2つのウエイトを移動させることで重心をコントロールできます。さらにソールのフェース側には2本のリブによって補強された「ハンマーヘッド」と呼ばれる溝があり、フェースの反発効果が高められています。

そして、このクラブ最大の特徴は「ツイストフェース」というフェース形状です。トウ側のロフトを寝かせ、ヒール側を立てることによって、少し打点がずれてもスピンコントロールが上手くできる効果があります。

フェースのトップラインは前作「M1 ドライバー」の白からシルバーになりました。クラウン後部のカーボン模様と相まって、精悍なデザインになっています。構えてみると、転写マークが良い位置にあって、フェースのセンターにボールをあわせやすいです。

打ってみると、しっかりとつかまって、重くゆったりした球が打てました。この純正シャフトは軽めの50g台ですが、切り返しでのタイミングがとりやすいです。打感は分厚くボールを押せているという感じです。球をつかまえにいかなくても、自然につかまってちょうどいい角度で打ち出されていきます。

今回「M3 460 ドライバー」を打ってみましたが、まず感じたのはデザインの良さです。構えやすさが抜群でした。

何発か打ってみましたが、多少打点がずれても球筋のばらつきがなく、スピン量や飛距離の差が少なかったというのは「ツイストフェース」と「ハンマーヘッド」の効果かなと思います。

「Yトラック」は、その日の調子によって動かすのではなく、最初に理想的な位置をみつけて固定し、自分のスイングを作り上げていく、という使い方がオススメです。

テーラーメイド
ツイストフェースで芯を外しても狙ったところに飛んでいく
発売日:2018/02/16 参考価格: 77,760円