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名器だけじゃない!中古ドライバーの選び方 スライサー編

2011/01/06 10:15
異形だが、最も捕まる脱スライスドライバー「キャロウェイ FT-iQ」

中古ショップでは、いわゆる名器と呼ばれるモデルが、新品ショップと比べ品数が多く選択肢が多い。また、ゴルファーの悩みに応じてクラブの選べる幅が圧倒的に広いのも特長だ。

例えば、スライスに悩んでいる人は、ドライバーを変えるだけで劇的に改善されることがある。それは最近の新製品ではめっきり減った異形、異素材のヘッドだ。異形異素材のヘッドは、どれもゴルフクラブの枠を取り払って、何かに特化しようとしている。例えばキャロウェイのFT-iQは重心距離が極端に短く(FT-iQの重心距離は30.8mmと、2010年発売のドライバーの平均重心距離がおよそ39.5mmに対して極端に短い)非常に捕まりがよくなっている。そしてカーボンコンポジット構造で、低重心でスピン量も少なく、スライサーの欠点ともいえるスピン量の多さを補って飛距離性能も優れている。

問題は独特の形状。中古市場では、こういった異形ヘッドは、残念ながら人気が低め。ということは、お買い得値が非常に高いと言える。キャロウェイはメーカーカスタムクラブも多いので、人気のシャフトが入って割安なクラブを見つけれる可能性が高い。スライサーには一押しだ。

オーソドックスで、いい顔でスライス抑制機能の「ヤマハ インプレスX D201」

いやいや構えた時の「きれいな顔」は譲れないと言う方には、ヤマハのインプレスX D201はどうだろう。重心距離も短く(インプレスX D201の重心距離は32.6mm)、顔は大ヒットシリーズだけにそつのない仕上がりとなっている。インプレスXのDシリーズは代々重心距離が短かめで捕まりよく、全体のバランスがいいことが人気の秘密となっている。とにかくスライスしないクラブ作りをしているのが、キャロウェイ FT-iシリーズ。実は普通に見えて、スライスしにくいクラブ作りをしているのが、ヤマハ インプレスXのDシリーズ。クラブのコンセプトをよく知って購入すれば、自分に必要なお助け機能付クラブが安く手に入るかも!?