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女王復活の影に名器ドライバーあり

2013/08/30 09:00
可変機能はついていないが、打球音と打感のよさが魅力の「X-DRIVE 705 Type455」

大箱根カントリークラブで行われた国内女子ツアー「CAT Ladies」。最終日66と猛チャージをかけたアン・ソンジュが、およそ一年ぶりとなる優勝を飾った。アン・ソンジュと言えば、2010、2011年の賞金女王。一時期は圧倒的な強さを誇っていたアン・ソンジュだが、賞金女王のプレッシャーが彼女を苦しめていたそうだ。ゴルフに対して非常に悩んでいたという。

またその悩みがクラブ選びにも影響していた。今年開幕戦で使用していた「ブリヂストン TOURSTAGE X-DRIVE 709 D450」から、絶好調時の2011年から2012年に使っていたエースドライバー「ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 705 Type455」に戻していたのだ。

「X-DRIVE 709 D450」は、低スピンで飛距離を稼ぎ、短い重心距離で操作性のよさを狙ったプロモデルドライバー。一方、「X-DRIVE 705 Type455」は、見た目こそプロモデルな顔のよさだが、重心距離、重心深度ともニュートラルな設定で、やさしさもキープしているヘッド。意外とボールが捕まるので、2011年発売ながら女子ツアーでは今でも使用者が多い。今年絶好調の堀奈津佳も愛用している。

そして、ドライバーのシャフトは三菱レイヨンの新製品「ディアマナ Wシリーズ」と、比較的しっかりしたシャフトを入れていた。「X-DRIVE 705 Type455」は、中古市場でもタマ数が多く、人気のカスタムシャフトが選べるモデルなので、シャフト選びが重要。中古ショップの店員さんに相談してみるのもいいだろう。