中古ギア情報

谷原秀人が決して離さなかったクラブとは

2013/11/22 10:00
プロギアのZOOMシリーズは一世を風靡した人気のユーティリティだった

太平洋クラブ御殿場で行われた三井住友VISA太平洋マスターズは谷原秀人が、通算13アンダーで3年ぶりの優勝を遂げた。一時期、肩の故障が原因でショット(特にドライバー)の不調となり、シードは確保するものの優勝から遠ざかっていた。逆にショットが悪い分、ショートゲームでカバーすることができるようになってきたという。

谷原は11月21日現在、国内ツアーでの平均パット数は第1位。それを支えるのが「スコッティ・キャメロン セレクト GoLo」だ(※谷原が使っているのはプロトタイプ)。大きめのマレット形状のヘッドで安心感があり、ヘッド中央のラインでターゲットに合わせやすい。ソールに配置した2つのタングステンで、ミスヒットにも強い。スコッティ・キャメロンとしてはやさしめのパターだが、これを見事に使いこなしていた。

もう一つは契約先でもあるプロギアのアイアン型ユーティリティ「ZOOM 220i」だ。2004年に発売された名器で、中空構造でヘッドが大きくソール幅が広い。また内部にはタングステンが配置されていて、今でも十分通用するヘッド性能だ。捕まりのよさも魅力のひとつ。残念ながら発売時期が古いので、中古市場でも流通在庫が少なくなっているが、アイアン好きが使いやすいオススメのユーティリティであることは間違いない。根強い人気で値段も10年近く前のモデルにしては高めだが、見つけたら即買することをオススメする。