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日本中が泣いた!優作が使い続けるUTとは

2013/12/13 09:00
未だに使うプロが多いタイトリスト 910H。ロフトバリエーションが多いのも魅力

国内男子ツアー「日本シリーズJTカップ」今季最終戦で、宮里優作が悲願の初勝利を飾った。アマチュア時代の輝かしい戦歴でデビュー以来、期待され続けて11年。劇的な18番のチップインはツアーの名勝負として語り継がれるだろう。

宮里優作と言えば、ブリヂストンの看板プロ。ドライバーはX-DRIVEのGRシリーズを好んで使い続ける。この試合も発売されたばかりのGRのプロトタイプを使っていた。大型で構えやすい形状ながら、ミスヒットに強く。ボールも上がりやすいので、上級者に限らず、幅広いゴルファーに対応できるモデルとなっている。

ドライバーやアイアンは、新製品が出るタイミングで、切り替える事が多い宮里優作だが、ユーティリティだけは別のようで、2年ぐらい前からタイトリスト 910Hを使い続けている。17度は定番的な位置づけで、コースによって3番アイアンか、910Hの21度を選んで入れているようだ。さてタイトリスト910Hだが、左に行きにくい特性から、ハードヒッターに好まれるが、右へのミスが出ないタイプのゴルファーなら、ヘッドも小さすぎず、スイートエリアも狭くなく、扱いやすいユーティリティなのだろう。

現行モデルのタイトリスト 913Hはより低重心化されて、強い球が打ちやすいが、重心が高めの910Hはスピンが多めで、アイアン感覚で打ちやすい。マッスルバックのアイアン好む宮里優作にとって、スピンコントロールがしやすいのだろう。17度はアマチュアが地面から打つとボールは上がりにくいが、狭いホールでのティショットに威力を発揮する。刻み用のティショット用クラブとしてオススメしたい。