中古ギア情報

最新・過去のクラブ評価は中古店をチェック

2014/02/07 15:45
中古で今人気の初代「テーラーメイド グローレ ドライバー」。ロフト角9.5度が特に人気

新製品シーズン真っ盛り。毎年変わるモデルから2年に1度変わるモデルなど、メーカーによりいろいろな思惑がある。特に大ヒットしているブランドのモデルチェンジはデリケートなものだ。

日本で一番売れているダンロップのゼクシオシリーズ。2013年12月に8代目が発売されて早々、相変わらずの人気を誇っている。このシリーズは2年に1度のモデルチェンジなので15年近くこの人気を継続しているというのは、凄いことだろう。今回のモデルはグリップ重量を減らし、ヘッドを少し重くして、スイング慣性モーメントにこだわった。基本設計に優れた前作のいい部分を残しつつ、新しいコンセプトを投入した感じだ。

一方、テーラーメイドのグローレは、全く前作の面影が消えた大胆なモデルチェンジを行った。クラウンの色をホワイトからシルバーに変更し、フェースもチタンからカーボンコンポジットにした。若干シャローフェースだったが、今作はかなりのディープフェースに設計されている。

機能面を比較していみると、前作のグローレは鍛造チタンフェースの弾きで初速を稼いで、つかまりがよく、ミスにも強いといった女子プロから、シニアプロまで幅広い層に支持され徐々に市場でも人気が出たモデル。今作の新しいグローレは特に低スピンが特長で、スピンの多いスライサーが低スピン弾道で飛ばせる仕様となっている。前作と比べて大きく変わってしまったため、前作がとても良かったというユーザーは戸惑うかもしれない。

中古市場にはマークダウンされ市場に流れたはずの初代グローレが溢れているかと思いきや、品薄で販売価格もあまり下がっておらず、人気を保っている。中古ショップの在庫量を見れば、クラブの評価、モデルチェンジの評価がチェックできるかもしれない。