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飯島茜の勝因は“イケメン好き”にあった!?

2015/03/27 09:00
精悍な顔立ち、しかも中身はやさしいミズノMPフェアウェイウッド

先週の「Tポイントレディス」では、飯島茜全美貞がプレーオフ最長記録となる1時間47分の死闘を繰り広げた。二人ともツアー屈指のショットメーカーらしく、まるで再現フィルムを観ているかのような正確なショットの応酬合戦だった。そんな激闘を制した飯島のドライバーショットを支えるのは、ミズノ MP CRAFT ドライバー。450ccとやや小ぶりだが、実はフェース長は長めで投影面積は大きい。MPシリーズらしい顔つきの精悍さと、構えたときの安心感があるヘッド。ネックは可変スリーブではなく、直接シャフトを接着するタイプ。フィーリング面から可変スリーブを嫌うプロは多いが、このモデルを使う点で“感覚”を重視する飯島の趣向が表れたクラブ選択といえる。

そして注目はフェアウェイウッド。彼女が使用するミズノ MP フェアウェイウッド(2014年)は、フェアウェイウッドには珍しくチタンヘッドを採用し、大型ヘッドにも関わらず美しいヘッド形状が魅力。HOT LIST JAPAN 2014でゴールド賞にも選ばれているこのクラブは、上級者向けだが飛距離が出てボールも上げやすいと、当時のHOT LIST選考委員を唸らせた。

だがチタン素材を使ったカップフェース構造は非常にコストがかかるため、フェアウェイウッドにも関わらず定価が1本4万8千円(税抜)と高価だった。そのため大ヒットには至らなかったが、いまなお高い評価を得ている。高価モデルは中古になった途端飛びつく人が多いが、新品がある程度売れないと中古市場でも幻の名器となってしまう。その前にぜひお買い求めいただきたい。

今回飯島が選んだクラブは、性能と顔のよさが両立しているモデルばかり。顔にこだわるゴルファーは、彼女のセッティングを参考にしてほしい。“イケメン”で性格もいい。もしかして男性の好みも……(笑)。