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片岡大育 アジアで揉まれて導き出したセッティング

2015/05/29 09:00
片岡大育プロのキャディバッグ(今月「日本プロゴルフ選手権」にて撮影)

アジアンツアーで活躍している片岡大育が、先週の「関西オープンゴルフ選手権」で悲願の初優勝を遂げた。プロ転向後、4シーズンにわたりアジアンツアーに参戦。何度も優勝争いにも絡む活躍を見せていた矢先の嬉しい初勝利。では、彼が過酷な状況に揉まれて導き出したクラブセッティングをチェックしてみよう。

彼はブリヂストンゴルフの契約プロなので、パター以外は同社の製品を使っている。ドライバーは『ブリヂストンゴルフ J815 ドライバー』。同社の最新モデルでHOT LIST JAPAN 2015ではシルバーを受賞している。J815は重心距離が短めで、以前より『ツアーステージ X-DRIVE 705 Type455』や『PHYZ』プロトタイプなど、重心距離が短めのドライバーを愛用している片岡。ヘッドがボールをつかまえてくれて、操作性もよいモデルだ。フェースの弾きのよさも魅力。アイアンは『ブリヂストンゴルフ J15 CB アイアン』。こちらはHOT LIST JAPAN 2015でゴールドを受賞している。プロモデルとしては気持ち大きめのヘッドで、ソール幅もある。キャビティ効果も期待できる秀作だ。ミスへの強さに加え、充分な操作性があり、上級者志向のアマチュアにおすすめしたいモデルとなっている。

契約プロとしてまさに、優等生的なセッティングといえる片岡。だが、どうしても変えられないのがパターではないだろうか。オデッセイ初代『ホワイトホット2ボール センターネック』を長く愛用。他のパターも試しているが、いつの間にかこのパターに戻ってしまう。アジア各地のコンディションのよくないグリーンも、日本ツアーの高速グリーンもこの一本で攻略していく。販売が終了して15年近く経つ初代『ホワイトホット 2ボール』だが、さすがに時間が経ってしまうと中古市場では流通量が少なくなっている。加えて程度のよいモノに出会える確率はかなり減ってきている。程度のよい物を見つけたら即ゲットすることをおすすめしたい。