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テーラーメイド『M1』『M2』、中古ではどっちを選ぶ!?

2016/04/22 09:00
ツアープロにはM1が人気だが、ルーク・ドナルドなどM2を選ぶプロも少なくない

昨年から今年にかけて話題となっているのは『テーラーメイド M1 460 ドライバー』ではないだろうか? 可動ウエイトを縦横に配置して重心位置を移動でき、カーボンクラウンを採用し低重心化することで、重心高を下げて低スピンで飛ばせると話題になった。先週開幕した日本男子ツアーでは使用率No.1となっている。

M1 460 ドライバー』の約3ヶ月後、今度は『M2 ドライバー』を発売。モデルチェンジ?早すぎだよ!と戸惑うユーザーも少なくなかった。M2はM1のモデルチェンジではなく、重心の調整機能を取ったシンプルなモデル。販売価格もM1よりも安い。トップモデルとセカンドモデルという位置付けだろう。M2は、M1よりも重心を深くし、ボールの捕まりもいい。さらにヘッド重量が4g近く軽いので、ハードヒッターやパワーがある人でなくても扱いやすくなった。フェース角のオープン度合いもかなり緩和されている。

中古市場をチェックしてみると、発売して期間が経っているせいもあるが、『M1 460 ドライバー』の流通量がかなり多い。こちらはアスリート向けモデルなので、ヘッドスピードがある程度速くないと、低スピン過ぎてボールがドロップするというユーザーも少なくないのでは?!と推測する。

M1 460 ドライバー』も重心が後方になるように、ソールのウエイトを調整し、フェース角をクローズ方向に調整すると、ボールの捕まりはかなり補えるのだが、一般ユーザーにとってウエイト調整法はなかなかわかりにくいもの。『M2 ドライバー』は在庫も少なく、純正シャフト装着モデルだと『M1 460 ドライバー』とほぼ同じぐらいの中古価格となっている。

可変ウエイトの調整法は、メーカー公式サイトやGDOの記事をチェックしてみてほしい。それを理解したうえで、中古で買うとしたら、『M1 460 ドライバー』の方が、現時点ではお買い得かもしれない。
ちなみに、表示ロフトとリアルロフトの差が少なく、低スピンという特性からも、ロフト角は大きめを選ぶことをオススメする。