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アリヤ・ジュタヌガンのクラブセッティングに迫る!

2016/11/18 08:45
『テーラーメイド RSi TP UDI』はダスティン・ジョンソン、ジェイソン・デイも使っていた(写真は3番)

日本で開催される米国女子ツアーであるTOTOジャパンクラシックはフォン・シャンシャンが優勝。しかしこの大会で一番注目を集めたのは、初日首位タイ、2日目2位、最終日スコアを崩して10位タイに終わったアリヤ・ジュタヌガンのその飛距離とクラブセッティングではないだろうか?

彼女のクラブセッティングだが、ドライバーを抜いている。キャディ曰く、「今季、ドライバーは5試合ほどしか入れていない」とのこと。ウッドは3Wのみで、なんと265ヤードは飛ぶそうだ。その3Wすらあまり使わず、ティショットは2番アイアンを多用。彼女の2番アイアンは、他の選手のドライバーと遜色が無いほど飛んでいて、その飛距離は245ヤード。飛距離よりもフェアウェイキープが必須な太平洋クラブ美野里コースでは、有効な攻略法と言えるだろう。

彼女の2番アイアンだが、ロフト角は18度、アイアンというよりアイアン型ユーティリティと言ってもいいかもしれない。中空構造となっていて、ヘッドは大きめ、ソール幅もしっかりある、『テーラーメイド RSi TP UDI ドライビングアイアン』というモデル。すでに現行モデルではなく中古でも流通量が少ないが、地道に探せば手に入るだろう。

ただし、アイアン型ユーティリティはウッド型ユーティリティよりもパワーが必要なので、3W(テーラーメイド エアロバーナー フェアウェイウッド)でも265ヤード以上飛ぶジュタヌガンだからこそ可能なセッティングなのかもしれない。

我々アマチュアでも、ティショットで失敗することが多く、ヘッドスピードが速い(45m/s以上)人なら、アイアン型ユーティリティを試す価値はある。シャフトは今使っているアイアンよりも少し軽いものを選ぶと良い。残念ながらジュタヌガンほどは飛ばせないかもしれないが、コースマネジメントはよくなる可能性があるだろう。